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婿養子で三児の父、あぶない婿殿です。
僕は36年間、キャバクラに行った事のない、キャバクラ童貞でした。
それが満を持しての初入店を、36歳の時に果たしたのです。
生まれて初めてキャバクラに。
キッカケは同僚と3人で飲んでいた時のこと。
当時、夜のお店関係にも関わる仕事に若干ながら携わっていたため、行ってみるかという話しになったのが発端です。
1件目の居酒屋で適度に酔っていたこともあり、勢いづいていた我々。
そのままキャバクラが立ち並ぶ通りに突入したのです。
といってもまず、そもそもめちゃくちゃたくさん店がある中で、どこに行ったらいいのかわからない。
おかしな所に入って不当に請求されたらたまったもんじゃないですからね。
そんなお店探しに困った時に利用したのが案内所です。
案内所の人も気さくで、こっちの話をよく聞いてくれる。
とても心強かったのを今でもハッキリと覚えています。
まあ案内所もピンキリなんでしょうけど。
そんなこんなで店が決まり、案内所のスタッフさんに同行してもらうことに。
緊張で心拍数は急上昇。
まさにD(童)T(貞)。
そして店がある雑居ビルへ。
エレベーターで5Fまで昇ります。
3人とも緊張しているためか、エレベーター内ではずっと無言でした。
新たなる戦い、開幕(オンステージ)
そしてお店の前に到着。
心の準備をする間も無く、黒く重厚な扉が開かれると…
そこにはイメージ通りの空間が。
黒く怪しく光る低いソファーと、小さめのテーブルが我々を待ち構えています。
そそくさと席に着くと、細身の可愛げな女の子が付いてくれました。
ほどなくしてお姉さん系の嬢と、ゴツめの嬢が名乗りながら着席するも、店内の喧騒で名前が全く聞き取れない。
名前もわからない嬢によるマンツーマンですか…
右には細身の嬢、前にはゴツめの嬢、左は席と席の隙間。
「私が目指すNBAでは、ゾーンディフェンスは禁止されている」
とでも言わんばかりの布陣が展開されました。
やりにくい位置に追い込まれちまったぜ…
キャバクラで出費がかさむのは、キャストドリンク
嬢たちは、こなれた手つきでお酒を作っていきます。
いやしかし酒があまり飲めない僕にとって、焼酎かウイスキーの二択は拷問。
まだなんとか飲めるという事で選択した焼酎が、目の前のグラスに容赦なく注がれます。
勝手がわからない我々3人は、注がれた酒に全く手ををつけないまま、嬢たちの質問に答えていきます。
10分経ったくらいに、ようやくグラスに手を伸ばす僕。
チビリと飲むと
「あ、私たちもいただいて良いですか~?」
これだ。
キャバクラでの支払いがかさむのは、嬢たちが注文するキャストドリンクだ。
そして店・嬢たちにとっても稼ぐポイント。
うまーく差し込んできやがったな…流石だ…
そう思いつつも断る根性もない僕らは、あっさりと嬢に酒を献上しました。
繰り広げられるスカスカな会話
当の会話というと、予想していた通り中身のないスカスカな会話で、予想通りすぎてむしろ笑えた。
何となくキャバ嬢に対するイメージは
日々たくさんのお客を相手にしているから、おバカっぽいけど実は色々とモノを知ってたり教養があったりして、会話を上手く勧めてくれるんだろうなー
というものでした。
たいした脈絡もなく、その場で出た言葉の語呂が似てるからって「ヴァ××」とか、女性器の名称を突然言われても、キャバクラ童貞の我々は「お、おう…」と返事をするのがやっとなワケよ。
それに名前を聞いてくるからほんの冗談で
「俺?俺は鈴木源三郎。」
とか言ったら
「へぇ~!珍しい名前だねぇ~!」
って信じるのかよ!
たしかにコチラも中途半端な冗談ブチかましたワケだけれども!
しかも
「どんな字を書くの~?」
ってソコ掘り下げんのかよ!
どうやら僕がイメージしてた嬢の姿は、高級クラブとかのママだったようですね。
そんなこんなでしょうもない会話を続けている最中も、
「飲み物のおかわり良いですかぁ~?」
と、キャストドリンクの追撃が。
このままではケツの毛までむしり取られると思った僕は、終電を理由に、早々と退散することにしました。
気になるお会計は。
小一時間いただけで、およそ7000円が我が財布から吹き飛びました。
なんなんだこの暴力的なお会計は。
内訳としては
一人2時間飲み放題 5000円
キャストドリンク 一杯 1000円
消費税 20%
ににに20%!?
消費税20%!?
確かにキャバクラとかスナックとかの消費税が高いことは知っていたけれど。
キャバクラDTにとって、これは驚きの数値ですよ。
人生の経験値が上がりました
まあでもいい経験でした!
話しのネタにはなるし、知らないものを知るという体験もできて、人生の経験値は間違いなく上がりましたしね。
まだ行ったことない人は、勉強代と思って10000円くらい握りしめてキャバクラに一度くらい行ってみても良いんじゃないでしょうか。
僕はもう行きません笑
いや、もう一回くらい行っても良いかな…(ハマってダメになるパターン)
という事で、キャバクラ体験談をご覧いただき、ありがとうございました!