コラム

ドラムは思ってるより腰への負担が大きいので、演奏後にはストレッチを。

先日、朝起きて顔を洗おうと前に屈んだ瞬間、腰に

「パキィィッ!!」と衝撃が走り、痛みのあまり床に崩れ落ちてしまいました。

ギックリ腰です。人生2度目。

 

1度目ににやってしまった時は痛さのあまり「痛ってええええ!!!」と叫びながら崩れ落ちたことを覚えてます。

その時のことを振り返ってみると「いくら痛くてもあんなに叫ぶ?もし次なったとしてもそこまで言わないでしょ」と思ってましたが

2回目も見事に「うああああああ!!!」と叫びながら崩れ落ちました。

 

ギックリ腰になったらしばらくドラムは叩けません。

海外では「witch’s shot(魔女の一撃)」とも呼ばれているらしく、魔女に腰を撃たれたような急激な痛みに襲われます。

ギックリ腰は、普段の何気ない動作でなってしまう症状ですから不意打ちもいいところです。

 

で、これがまあ痛い。

痛みでしばらく動けなくなるほどです。

崩れ落ちた体制を変えようと体を動かそうとしても、とにかく腰が痛くて体を横に向けることすら困難です。

起き上がるなんてまず無理。

普段は意識していませんが、日常の動作にこれほどまで腰を使っているなんて…って思うくらい腰が痛いと体を動かせません。

 

もうこうなってしまってはどうしようもないですから、無理に動かさず一旦落ち着きましょう。

僕はこの後、体を引きずって医者に行きました。

その日は無論、一日中ほぼ横になって過ごしました。

 

ドラムは、思っている以上に腰へのダメージが蓄積されている

さて、今回のギックリ腰、思い返せば前兆はありました。

この前日はレッスンでした。

レッスン中はなんだかんだ生徒さんと一緒になって叩くことも多く、意外と演奏している時間は長いです。

帰宅すると腰に疲労を感じることもしばしば。

ですが、今回はこの疲労感から目を背けてストレッチをしないまま翌日を迎えたことが原因だったんじゃないか…と思っています。

ドラムは腰に負担がかかる演奏方法をしている

考えてみれば、ドラマーほど腰に負担がかかる演奏方法の楽器はないんじゃないでしょうか。

そもそもずっと座っている。

足を上下させて演奏する。

体を揺らしながら演奏する。

腰を軸にしている瞬間が多いわけですから、負担がかかるのは当然です。

 

歳を重ねればそりゃ衰える

若い頃は体も元気ですから、あまり気にならないかもしれません。

実際、僕も30代中盤まではドラム演奏後に疲労を感じることの方が少なかったです。

しかしもう40も手前になるとそうもいきません。

いくら普段から運動をしていても、歳を取るにつれて衰えるのは仕方のないことです。

いつまでも若い時と同じでは故障してしまうということですね。

演奏後にストレッチをするだけで予防できる

さて、本題としては、いつ何時、体にダメージが現れるかわかりませんので、

日頃から演奏後だけでもいいのでストレッチをやっておきましょう

ということです。

特に、痛くなってからやるのではなく、痛いと思わないうちにストレッチなどをしておくことで故障を未然に防げる確率が高くなります。

風邪も、ひいてからどうにかしようとするより、普段から気をつけておくだけでツライ目に合わなくて済みます。

 

ストレッチのやり方は、たくさんあります。

検索すれば山ほど出てきます。

どれが良いかわからない、

なんて思う人もいるのかもしれませんが、どれが効くかは人によりますから、やってみなければわかりません。

やってみて一番気持ちい法法を取り入れれば良いだけです。

 

1〜2週間無駄になるくらいなら、一回の演奏後に5分を使った方がいい

ストレッチをやるのに大して時間はかかりません。

腰に効く法法だけを、ゆっくりやったとしてもせいぜい5分程度あればそこそこスッキリします。

たった5分で、「体を動かすのが大変になってドラムが演奏できなくなる」ことを防げます。

ギックリ腰は完治まで1〜2週間かかるとも言われ、その間、演奏どころか日常生活にも支障をきたします。

たった5分をめんどくさがって後で手痛いしっぺ返しを喰らうなら、普段から演奏後だけで良いのでストレッチをして体をいたわってあげましょう。

ABOUT ME
あぶない婿殿
1982年生まれ。16歳の時にドラムを始めて、今日に至る。長く続けられている理由は、ダラダラやってきたから。 ドラム教室もやってます。非同期のオンラインレッスンも受け付けていますので、お問い合わせは下記リンクやSNSのDMからどうぞお気軽に!