ハイどうも、ドラム歴20年超えでドラム講師もやっているあぶない婿殿です!
ドラムをやっていると、たまーに
「グルーブvsテクニック」の論争
を見かけたりすること、ありませんか?
※ここでいう「テクニック」とは、4wayを駆使したパターンやリズムをズラすなどの「技巧」のこと。要するに難しい技のこと。
論争とは言わないまでも、この二つは対立しがちな意見です。
そしてそれは他者と他者が意見をぶつけ合うだけではなくて、
自分自身の中でもどっちをとるべきかの葛藤が起こっていたりしませんか?
葛藤しているままでは、自分がどういうことを学び練習していけば良いかもあやふやになってしまいますから、一度ハッキリさせておくのが良いでしょう。
ということで、ここではどちらが大事なのかをクッキリハッキリスッキリコッテリとお教えします。
Contents
結論:どっちも大事
ハイ、どっちも大事です!!!
これ以外に答えはありません。
異論は認めます。
考えをどっちかに振り切らなければいけないルールなんてありませんからね。
二分法的思考は危険

物事が「白か黒」「100点or0点」「成功or失敗」とあったときに、
2つのうち「どちらか一方しか無い」と考えることは、大変危険です。
こういった考え方のことを” 二分法的思考 “と言うそうです。
二分法的思考とは、ものごとを「白と黒」「善と悪」のように二項対立的に捉えようとする思考形態である。
何がどう危険なのか…気になる人は調べてみてください。
ただ、この二分法的思考が強いままドラムなど楽器の演奏や練習に取り組むと、
自分の可能性を大いに狭めてしまいます。
思い当たるフシがある人は、思考を変えるために色々検索してみてください。
改善できれば多分、ラクになれます。
グルーブのないテクニックは、聞いていてもつまらない

youtubeではプロアマ問わず、様々な人のプレイを見ることができます。
中には
本当によく手足が動くなぁ〜、すごい技術だな!
と感心してしまう人もたくさんいますね。
でも、技術だけの人の演奏は、見ていても本当に心が動かない。
そして心が動かないから体も動かない。
火の玉ストレートな言葉で言うなら
「つまらない」です。
テクニックを放棄し、「グルーブだ」と言う人の多くは逃げ

「演奏ってのは、技術じゃないよ!心だよ!」と声高に主張する人もいますが、
そう言う人に限って、言うほどグルーブしていなかったり…。
その実、技術から逃げている場合がほとんどなのではないでしょうか。
鋭利な刃物のような言葉で言うなら
「できない自分の正当化」です。
「グルーブ」を言い訳として使ってしまわないようにしましょう。
ただ、中には技術から「戦術的撤退」をしている人もいます。
そういった人は明確な理由・考えを持った上で、テクニックを過度に追求しないでいるようです。
グルーブ・テクニック、どっちも取ったら中途半端にならない?なりません。
グルーブとテクニック、どっちもやろうとすると中途半端になるんじゃない?
と思うかもしれません。
実際に僕もそう思ったことがありますが、大丈夫です。
もしもどっちつかずになるとしたら、グルーブに対しても技術に対しても、中途半端な姿勢で取り組んだ場合でしょう。
グルーブもテクニックも、どちらも本気で「考えて学び練習し実践」のサイクルを回していれば向上していきます。
そしてどちらも自分が、その時その時に
今はコレが大事だ!
と感じたことに従って追求していくことによって、「自分らしい演奏スタイル」に仕上がっていくんじゃないでしょうか。
詰まるところ、興味があることならやる。正しいかどうかで判断しない

グルーブを高めること
テクニックを身に付けること
興味があるのなら取り組めば良いのです。
今はテクニックを身につけたい!と思った時はテクニックを追求していけば良いですし
今度はグルーブを高めたい!と思ったタイミングならグルーブを追求すれば良いだけのことです。
興味があることには取り組みましょう。
グルーブとテクニックは共存可能なはずです。
ドラムは、グルーブ・テクニック、どちらも大事。偏った思考は危険だよ まとめ
最後にもう一度。
ドラムはグルーブ・テクニック、共に大事
どちらか一方に思考が偏っていると、自分の可能性を狭めてしまう
柔軟に考えて、その時その時で自分には何が足りないのかを見つけ出し、一つずつ身につけていきましょう。