先日、スタジオで演奏動画を撮影したのですが、帰宅してPCでチェックしてみると問題点がいくつかあり、一言で言うと失敗していました。
僕の失敗談から、ドラム演奏動画を撮影するにあたり、気を付けておくべきポイントを解説していきます。
Contents
動画のブレと音割れに注意
注意すべきポイントは以下のとおりです
- バスドラの振動による映像のブレ
- 音のクリップ
映像がブレていると、見てくれる人に不快感を与える

すでに過去には何本かドラム演奏動画を撮影した事がありますが、どれも振動による映像のブレはあまり気にならない程度でした。
それが、なぜかある日だけ妙にブレていたのです。
ブレの原因はバスドラムです。
当たり前ですが、ペダルを踏んで音を鳴らせば床が振動します。
それがカメラを取り付けているマイクスタンドや三脚に伝わり、映像がブレます。
振動は、バスドラムの後ろ側である演奏者側に伝わりやすいようです。
根拠としては、正面から撮影したものは、ほとんどブレていなかったからです。
三脚の脚に防振ゴム&軽度のブレなら編集ソフトで補正
対策としては、三脚の足に防振ゴムなどを敷くことでしょうか。
一度、実験してみます。
また軽度のブレであれば、動画編集ソフトで補正可能です。
音の割れも、聴いていると気になってしまう

音は、適正な大きさで録れている必要があります。
しかし、マイクの向きや高さ次第では、音量が大きくなりすぎて音割れした状態で録れてしまいます。
音割れを防ぐには、ミキサーの調整だけではなくマイクのセッティングも重要です。
マイクの向きにも注意する
僕はヤマハのMG06にマイクを二本接続してドラムの音を録音しています。
一本は全体の音として、もう一本はバスドラの音を拾っています。
全体の音を拾うマイクは頭上にセットしていますが、これが難しい。
僕が撮影に失敗した時は、スネアを中心に狙ったマイキングだったのですが、このせいでスネアだけ音割れしがちになっていました。
もちろんミキサーで入力レベルを下げれば良いのですが、そうするとスネア以外も小さくなるのでオケとのバランスが悪くなってしまいます。
(オケとドラムの音を分けて録る方法にはせず、まとめて一緒に録音しています。音と映像のズレを防ぐためです。)
クリップしやすい箇所から少しずらしてマイキングする
対策としては、マイクはスネアを狙いすぎず、少しだけ左右どちらかに振ります。
できれば振った先にはシンバルやタムがない方が良いですから、スネアとフロアタムの間にマイクの先端を向けて、ペダルを狙うようにしてセットすると音割れを防げます。
当たり前だが確認はスタジオで行うこと
と、ここまで失敗しやすいであろうポイントを解説してきましたが、「撮れたものをまず確認しよう!」ということでもあります。
しかし、残念ながら僕が使用しているカメラは、モニターが小さく、PCとは音質が大きく異なるため、データを他デバイスに移してようやく問題を発見できるレベルなのです…
そのためスタジオではOKでも、家に帰って確認すると、使えないレベルのものしか撮れていなかったり。
そう考えるとカメラを別のものにした方が良さそうですが…
まとめ

せっかく時間とお金をかけてスタジオに入ったのに、肝心の動画の撮れ高がイマイチだと、かなりショックです。
良い演奏ができたのなら尚更のこと。
演奏動画撮影で起こりうる問題を事前に把握しておけば、無駄なくスムーズに撮影ができます。
バスドラムの振動でカメラが揺れて映像がブレる
マイクの位置次第では音割れしやすくなる
以上に注意して、良い演奏動画を撮影してください!
この記事がご覧いただいた方の役に立てれば幸いです!