ドラム

電子ドラムにも騒音対策は必須。

ハイどうも、当ブログにお越しくださいまして誠にありがとうございます、あぶない婿殿です。

 

せっかく新居に楽器部屋を作り、防音対策もガッチリ行ったのに、結局義理の両親からクレームが入ってドラムを叩けなくなったワタクシ。(両親の住んでいる家は我が家の隣)

おかげさまで電子ドラムの入れ替えを検討するようになりました。

 

いや、「検討せざるをえなくなった」が正しい表現ですねハハハ

 

 

さて、電子ドラムは生ドラムと比較すると騒音レベルは格段に低いため、

自宅にセットして練習に活用している人は多いのではないでしょうか。

しかも、クオリティも高くなっていて、10万そこそこの金額を出せばそれなりのものが手に入ります。

 

しかしながら、どんなグレードの電子ドラムであっても、パッドを叩けばその振動はラックを通して床へと伝わります。

バスドラに至っては、直接、床に設置しますから、いくら生ドラムと比べて静かと言ってもそれなりの音が出ているのも事実。

 

自宅であろうと賃貸であろうと、電子ドラムはこの「床に伝わる振動音」をどうにかすることが非常に重要になってきます。

 

そこで今回は、僕が実際に電子ドラムを使用していた時、床に使用していた防音アイテムをご紹介していきます。

 

「振動音」はあらゆる方向に伝わるため、電子ドラムとえども対策が必要

先述した通り、バスドラはもちろんタムやシンバルなどのパッド叩いても、その叩いた衝撃が振動となってラックを通じて床に伝わってしまいます。

どうしても電子ドラムを置いている下の部屋にばかり意識が向きがちになりますが、

この「振動」はあらゆる方向に影響を及ぼすため、左右上下、全方向に対して防音措置を取らなければ、安心したドラムライフが送れなくなってしまいます。

よって、電子ドラムを置いているのが1階だからといって油断はできません。

 

なので、第一に行うべきは、床に防音アイテムを敷くことです。

 

Rolandのノイズイーターは抜群にオススメ

まず電子ドラムの床防音アイテムと言ったら、

ローランドのノイズイーター、NE10でしょう。

このNE-10を敷くことで、騒音の軽減具合が、自分の耳でもハッキリとわかります。

 

床にバスドラムパッドを直接セットしている時は「ドン!ドン!」と、聞いていて不穏な気持ちになる振動音がしますが、NE-10を敷くとかなりスッキリとした音に変化します。

 

ローランド公式ページでは

階下への騒音を約75%軽減

という数値が出ています。

 

専用のドラムマットTDM10、TDM20と組み合わせれば非常に高い防振効果が期待できます。

 

デメリットとしては、KD-120などの大型のバスドラムパッドには使用できないことです。

まあ、複数枚組み合わせれば使えないこともありませんが…



ただ、NE-10だけではラックの防音ができないので、その辺どうするんじゃいってハナシになってきます。

NE-10は単体でも防振効果はありますが、ラック部分も含めた防音をした上で使用するのがベストでしょう。

 

ローランドのNE-100Bなら、ラックも含めて電子ドラム全体の防振が可能

TDM-10などのマットだけでは心許なく、ちょっと不安。

そんな時は同じくローランドのNE-100Bがオススメです。

1枚の重量が16kgあるので、電子ドラムマットよりも遥かに振動を遮断してくれます。

 

公式ページでは

他のNoise Eaterシリーズと併用すると、階下への騒音を10~15dBを低減。

となっています。

 

音量は10dB減ると、聴覚上4分の1程度になって聞こえるそうです。

数値的にかなり高い防音効果です。

 

ただし!公式ページには以下の注釈が。

木造住宅等に使用すると防音性能を発揮しないおそれがありますので、ご使用にならないでください。

 

まさかのマンション専用。

 

さらに、価格が一枚あたり¥27,500とややお高め。

しかも10万円くらいの電子ドラムに使用する場合でも、少なくとも2枚必要になります。

コスト的にも手を出しにくいか…というのが正直なところです。


 

防音専門店のアイテムもオススメ

NE-100Bはちょっと高い。

そんな方には、防音専門店「ピアリビング」さんの商品P防振マットをオススメします。

厚さ5mmタイプと10mmタイプがありますが、ドラムで使うなら迷うことなく10mmタイプです。

P防振マットで振動軽減の効果を実感

実際に僕は生ドラムの下にこのP防振マットを敷きましたが、

かなり効果がありました。

(騒音計アプリで計測しておけばよかった…)

 

妻に別の部屋で待機してもらい、マットを敷く前と敷いた後の違いを聞いてもらうと

確かに振動が減ったし、低音も少し減って聞こえる

との回答が。

住宅環境や性能によって差はあるかもしれませんが、防振効果があるのは間違いないでしょう。

生ドラムでさえ効果があるワケですから、電子ドラムの振動だってかなり軽減されるハズです。


防音マットの上に防音タイルカーペットを敷けば、効果倍増

そしてこのP防振マットの上には、ダメ押しと言わんばかりに厚手のタイルカーペットを敷いてください。

こちらもピアリビングさんから「静床プレミア」という防音カーペットが販売されています。


 

ホームセンターで売っている薄いものはオススメしません。なぜなら防音性能の違いが歴然だからです。

 

P防振マットに厚手のタイルカーペットを組み合わせることで、さらなる防音効果が得られますし

黒いゴムマットが剥き出しで部屋に鎮座しているよりも、見た目が良くなります。

P防振マットならコストも抑えられる

例えばお持ちの電子ドラムがTD-17-KVSだとします。

TD-17KVSのサイズは

  • 横幅が1300mm
  • 奥行き1100mm

P防振マットは一枚のサイズが

910mm×455mm

なので

5枚購入すれば 1300×1100の範囲をカバーできます。

 

そしてP防振マット10mm 5枚セットの価格は¥14,000+税なので、

NE-100Bを一枚買うより1万円以上も安く済むではないですか!

これならコストを抑えつつ、防音の措置をとることができますね。


電子ドラムといえども、防音アイテムはしっかりと揃えよう

電子ドラムといっても、振動による騒音はなかなかのものです。

よって振動対策が必須になりますが、きっちりと防音アイテムを揃えていけば、騒音はかなり軽減することができます。

 

快適に、安心してドラムを楽しむため、マットなどにはしっかりと必要な分のコストをかけましょう!

ABOUT ME
あぶない婿殿
1982年生まれ。16歳の時にドラムを始めて、今日に至る。長く続けられている理由は、ダラダラやってきたから。 ドラム教室もやってます。非同期のオンラインレッスンも受け付けていますので、お問い合わせは下記リンクやSNSのDMからどうぞお気軽に!