レッスン

ドラムのレッスンは先生が演奏してみせて、生徒さんに良い音を聴いてもらおう

僕の生徒さんのうち何人かは、ドラムを初めて間もないうちからめちゃくちゃ良い音を鳴らしているんです。

バスドラは「ドスッ」と重みがあって、スネアは「スパァン!」と弾けるような。

初心者の方はフォーム・グリップ・ストロークに当然まだ慣れていないので、音が小さめだったり、反対に力んでしまって激しい音になってしまったりする場合が多くあるんですが。

 

なんでだろう…と不思議でしたが、今までのレッスンを振り返ってみて「多分これが要因かな?」と思うことがありました。

それは、「僕がデモンストレーション(お手本)を叩いて、生徒さんに見て・聴いてもらっている」です。

 

楽器の音を聴く機会を作るから、生徒さんも音に対するイメージが持てる

さて、なぜ僕のドラムの演奏を見て聴いてもらっているから生徒さんも良い音が出せるのか。

その理由は、僕が良い音でドラムを鳴らすことができるからです。自分で言った。

(いやでもここは自分で言っておかないと伝えられないですから…。)

 

ありがたいことに僕はライブハウスのPAさんから「良い音鳴らすねぇ!」とよく言われます。しかも複数の方からです。

そう言っていただいたおかげで

「そうか。俺は良い音鳴らすドラマーなのか。これは自分の強みだな。」

と思えるようになりました。

 

で、レッスンの時に僕が叩くことで、生徒さんには僕の音がインプットされていきます。

やはり先生の影響力というものは多分にありますから、生徒さんも無意識にマネをしようとするのかもしれません。

 

そのため、生徒さんも良い音を出すことができるようになったのではないか…と思っています。

先生も必要ならばどんどん演奏して見せて、良い音を聴いてもらおう

講師の仕事は「教えること」であって「演奏すること」ではありません。

が、「良い音」を知ってもらうためには講師も演奏する必要があります。

生徒さんにとっても「良い音を知らずして、どうやって良い音で演奏できようか」となります。

音を聴いてもらうことも立派なレッスン内容ですから、必要ならばどんどん演奏してみせた方が良いなと思うのです。

楽器の音を聴く機会は、講師自身が作ってあげる

それに楽器を始めたばかりの生徒さんですと、大抵はまだいろいろな音楽やたくさんのドラマーの存在を知りません。

楽器の音を聴く機会も少ないワケです。

色々な音楽やドラマーを教えるのも一つの手ですが、それだけでいきなり興味は持ってもらえないのが普通でしょう。

それならば、まずは最も身近である講師が演奏をして見せて、生徒さんに楽器の音を聴く機会を作ってあげるのが良いと思うのです。

 

ドラムのレッスンは先生が演奏してみせて、生徒さんに良い音を聴いてもらおう まとめ

先生が演奏をして、生徒さんに見て聴いてもらう

先生の演奏は、生徒さんにとって楽器の音を聴く機会

楽器講師の役割の一つに、

生徒さんには良い音を鳴らすイメージを持ってもらう

があると思っています。

そのためには、まず身近である先生の演奏で楽器の音に慣れ親しんでもらうのが一番です。

 

先生は必要なだけ演奏をして、生徒さんに良い音を聴いていってもらいましょう。

ABOUT ME
あぶない婿殿
1982年生まれ。16歳の時にドラムを始めて、今日に至る。長く続けられている理由は、ダラダラやってきたから。 ドラム教室もやってます。非同期のオンラインレッスンも受け付けていますので、お問い合わせは下記リンクやSNSのDMからどうぞお気軽に!