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ドラムを20年以上続けています、あぶない婿殿です。
なぜドラムを20年以上も続けているのか。
なぜ20年以上も続けることができたのか。
その理由を聞かれると、意外にも答えに困る部分もあるのですが…
一つには間違いなく「楽しい」という感情があるからです。
これは間違いない。
しかし楽しいだけで続けているわけでもなさそうでして。
Contents
僕にとってドラムは人生の一部。もはや趣味とかではない。
妻からは「ドラムはあなたにとって人生そのものですな」なんて言ってもらったこともあります。
自分でも、もはや趣味の枠を超えライフワークそのものになっていると思ってます。
よって、なぜ続けているのか?に対する答えは、「それが僕の人生の一部だから」になるでしょう。
僕は、ごくたまーにギャラをいただいて演奏することがあるくらいで、ドラムを主な仕事として生計を立てているわけではありません。(でもドラムの仕事はいただきたいッ!)
にも関わらず、
グルーヴとは何か
ドラマーの本当の役割とは何か
どう演奏したら、人の心を動かせるのか
プロとアマの演奏の決定的な違いは何なのか
共演者の能力を引き出すにはどうすればよいのか
良い演奏とは一体どんなものを指すのか
などなど、普段はこんな事ばっかり考えています。
それだけ日々ドラム・音楽と向き合っているってことなんでしょう。
多分ドMなので続いてるんだと思います
さて、20年も楽器をやっていると、実は楽しいという感情よりも「苦しい・つらい」といった、ネガティブな感情のほうを多く感じます。
練習していても、なかなかモノにできなかったり、まったくできないフレーズに打ちのめされて嫌になったり。(この記事を書こうと思ったのも、今日の練習で上手くいかないもどかしさを感じたからだったりします。)
本番では、部分的に良かったと思える瞬間はありますが、終始納得のいく演奏などできたことはありません。
そしてその度に切ない気持ちになり…
それでも続けるとか、なんなんでしょうね。たまに自分でもスゲーなと思うことさえあります。
多分、精神的にMなんでしょう。
多分、みんな言わないし意識していないかもしれないけど、この苦しさ・つらさが嫌で楽器を辞めてるのかもしれない
これは憶測なのですが、楽器経験者の皆さんは、このネガティブな感情を大なり小なり必ず経験しているのではないでしょうか。
だからこそ、多くの人は何かのタイミングで辞める選択肢を取るのかもしれません。
その何かのタイミングというと、ほとんどが就職か結婚です。
僕の周りで楽器をやめた人は全員、この二つのどちらかがキッカケです。
楽器屋さんの店員さんからも
「ほとんどの人が就職したか結婚したかのタイミングから店に来なくなっちゃうんですよねー」
なんて話を聞いたことがあります。
僕は就職も結婚も経験してますが、辞めるという選択肢を持ったことがありません。
だから楽器屋さんとしても20年以上も続けている人の方が珍しいと感じるらしいです。
大抵の人にとっては楽器演奏は趣味ですから、どんな理由だろうと辞めるも続けるも自由です。
辞めたから悪いなんてことは全くありません。
楽器は、苦しさ・つらさを感じたその先に本当の楽しさがあると思っている
楽器を続けていくためには
苦しい・うまくいかない・ツライ
などのネガティブな感情と向き合う必要があると思います。
でも、そのネガティブな感情を経験するからこそ、楽器演奏における本当の楽しさを感じることができるんじゃないかな、と僕は思っています。
楽器は楽しいよ!と言う人はたくさんいます。
なので僕はあえて
「楽器は楽しいけれど、つらい、苦しいと感じることもたくさんあるよ!」
と伝えたい。
いやむしろつらい事の方が多いかも。
でも、そのネガティブな感情を超えるだけの楽しさを感じられる瞬間もあります。
ということで、楽器経験者の方は、一度苦しさ・つらさなどのネガティブな感情も受け入れてみてはどうでしょうか。
そしてこれから楽器を始める人は、楽しいばかりではないこともぜひ知っておいてください。
多分、知っておいた方が続けられるんじゃないかと僕は思ってます。
結論!
楽器を始めるのはオススメか?という問いに、僕はこう答えます。
おススメですよ!!
ということで最後までご覧いただき、ありがとうございました!