思考法

限界は、超えないためにある!

日曜の朝、子供たちと見ていた「魔進戦隊キラメイジャー」。

いやぁ、仮面ライダーとか戦隊シリーズって、大人が見ても楽しめるんですよ。ちょいちょいギャグを挟んできたりとか、大人になったからこそ作り手が伝えたいメッセージが分かったりとかするので。

 

で、10月4日の放送で、こんなセリフがありました。

「限界は超えないためにある!」

反感を買いそうなセリフでもありますが、僕は今の時代には非常に重要な考え方であると思いました。

 

そう、基本的には限界を超えてはいけないのです。

 

100%以上の力を、常に出し続けようとする必要はない

僕も以前までは、100%以上の力を発揮して、100%以上の結果を手にすることが絶対に正しいし、求められることだし、それを目指すべきだ。

そんなふうに、自分の身の丈に合わない力んだ考え方をしていました。


もはやおなじみのこの一コマ

 

特に販売の仕事をやっていたときは、自分の力を超えた目標設定をしていました。

なので、自分の求める結果が慢性的に出ません。

すると自信は失われ、しまいには自己嫌悪すら感じる始末。

これでは上手くいくものも上手くいきません。

 

そんな経験をしてきた今だからこそ言えるのですが、100%以上の力と結果はそうそう出せるものではありせん。

 

力むことをやめたら、結果は変わらないが心は軽くなった

だから僕は100%以上の力を出すことと、結果を求めることを辞めました。

 

するとどうでしょう。

仕事はすでに販売ではない別のことをやっていますが、それでも精神的な負担を感じることがほとんどなくなりました。

そして結果は、力んでいたそれまでと比べても一切、何も変わらなかったのです。

100%の力を日々出し続けることで、徐々に能力は伸びていく

日々、100%の力で仕事をしていれば、自分の限界は勝手に伸びていきます。

例えば入社1年目に大変な思いでやっていたことも、翌年にはちょっと余裕を持ってできていたりしませんか?

3年たった頃にはもう大した苦労も感じずにこなせていたり。

 

何事も小さな一歩の積み重ねですから、”限界”でさえも少しずつ超えていくものなのでしょう。

そして超えようと思わなくたって、勝手に超えていけるものなのかもしれません。

 

だから、いきなり120%とか200%なんて目指す必要はないと思うのですよ。

大切なのは、1日1日を100%でやり切ろうとするかどうかだと思います。

“限界を超えない”は、手を抜くことではない

「限界は超えないためにある」と言っても、それは「手を抜いて良い」ではありません。

もちろん手を抜いても大丈夫・問題ないところもあるでしょう。

しかし、100%でやるべきところを70%くらいとかでやってしまうのは、ただの「怠け」です。

これでは能力は伸びず、限界点も広がっていかないどころか、むしろ後退していく一方です。

 

やるべき時でも手を抜いて怠けていると、それは周りも察知します。

そうなると、仕事なら上司・同僚・後輩、誰からも信頼されませんよね。

僕は実際に、常に手を抜き続けて誰からも、それこそ入社してまもないバイトの子からさえも信頼されなかった古株社員を間近で見ていましたから。

 

「限界を超えない」は、「手を抜く」とは全く意味が異なります。

常に限界を超えようとし続けると、病む

限界を超える=頑張るとも言えます。

例えば、常に120%で働き続けようとするとどうなるでしょう。

少しの期間ならなんとか耐えることもできます。

しかしそれが数ヶ月続くと、間違いなく心が病み、体調を崩してしまいます。

 

間違ったがんばり方は、心身を壊しかねません。

自分の身を守るためにも、”限界は超えない”考え方も必要なのではないでしょうか。

 

時には限界を超えるべきタイミングがやってくるかもしれない

仕事をしていれば、そして生きていれば限界を超える必要があるタイミングはあるかもしれません。

しかし、そんなタイミングがやってくるのは、本当にごく稀で、毎日おとずれるワケではありません。

ですから、前述したとおり基本的には日々100%の力を出していき、少しずつ能力を伸ばしていくことが大切なのです。

限界は、超えないためにある!まとめ

スーパー戦隊の放送のワンシーンで出たこの一言。

パワーアップアイテムを使用して、現状を超えないと敵に勝てないが、反動で最悪死ぬかもしれない

そんな状況でリーダーが選択した際のセリフです。

 

限界を超えておかしくなってしまう人が多い今だからこそ、スーパーヒーローとして必要なメッセージだったのかもしれません。

 

限界を超えようとして、毎日100%以上の力で突っ走ってしまい苦しくなっている人は、たまにはこんな考え方をしてみて、肩の力を抜くのも良いのではないでしょうか。

案外その方が上手くいく場合もあるかもしれませんよ。

 

ということで、最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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ABOUT ME
あぶない婿殿
1982年生まれ。16歳の時にドラムを始めて、今日に至る。長く続けられている理由は、ダラダラやってきたから。 ドラム教室もやってます。非同期のオンラインレッスンも受け付けていますので、お問い合わせは下記リンクやSNSのDMからどうぞお気軽に!