今回はややスピリチュアルというか精神論的なお話です。
僕はその昔、販売の仕事をやっていました。どんな商品を扱っていた会社かは教えません。
20歳でアルバイト入社しその後、社員になり、トータル15年近く勤めました。
良い成績を出したことは何度かありますが、基本的には自分が納得できるような実績が出せないことの方が多かった販売員人生です。
コレってかなり辛いんですよね。
そのおかげでストレスは溜まり、何度も辞めようと考えました。別に売れても売れなくても、何の問題もないのにね。
そしてその会社を辞めて(理由は”売れないから”ではありませんでしたよ)販売職ではなくなった今、当時の思考や認識を振り返ってみると
「そりゃ売れないよなぁ…」です。
そんな当時の失敗を元に、販売手法や技術ではなく、「考え方・思考・認識」についてお伝えしていきます。
なんなら、販売員時代に僕が一番知っておきたかったです。10年遅い。
か、悲しい…
Contents
対策は自己認識や前提を変えること。

さあ、僕の悲しみからスタートしたこの記事。
まず結論として
「販売目標を達成できなかった自分はダメ」という前提を捨てることです。
上司になんと言われようと、「自分はOK!よく頑張った!絶対売れる!」とまずは自分自身を認め続けることです。
そしてそこに根拠は必要ありません。
そして、上司から目標未達に関してネガティブなことをとやかく言われても、「はい、わかりました」とポーズを取って、心の中ではスルーしておきましょう。
ただしアドバイスであった場合はしっかり聞き入れてください。
自信を持つための手法は、脳内のつぶやきを変える
ではどのようにすれば自分に自信を持つことができるのか。
それは販売実績や自分の働きぶりに関しての、脳内のつぶやきを意識して変えることです。
売れない販売員は脳内で
「また今日も売れなかった」
「こんなんじゃ目標達成なんてできない」
「あと〇〇円足りなかった」
etc…
こういったネガティブな思考を無自覚に張り巡らせています。
僕も本当にこんなことばっかり考えていました。
なんなら売れたときでさえ
「今日は売れたけど、もっと売れないとダメだ…!」
なんて考え出す始末。
この無自覚なネガティブ思考が売れない原因の一つです。
行動は思考で決まる

自分に対する脳内のつぶやきは、「セルフトーク」なんて言われますが、このセルフトークの内容がポジティブかネガティブかで行動は変わります。
行動が変われば結果も変わりますから、セルフトークは意識してポジティブなものにしていきましょう。
ネガティブなセルフトークをポジティブなものに変える例
セルフトークをポジティブにするには、常日頃から意識的に「良い言葉」を選びましょう。
例えば、今日1日の販売目標が5万円だとして、実績が2万円。
この時に
「今日は2万円しか売れなかった…ダメだった…」
ではなく
「今日は2万売れた!これで良い!OK!足りなかった分は明日だ!」
などに変えます。
そして次の日は目標販売額8万。
これに対して実績は4万5千だったとします。
また達成できませんでしたが、それでも同じように自分自身を認めます。
「今日は4万5千円販売した!なんなら昨日よりも売れた!バッチリだ!」
ひたすらにこれを繰り返していきます。
ゴリ押し&力技です。
でも、それで良いんです。
ポジティブ思考に対するブロックも、ゴリ押しで変える

ただ、そうは言っても「やっぱり売れなかったことは事実だよ」といった
“ポジティブな発言をブッロクしようとする思考”
が出てくると思います。
なのでこのブロックしてくる思考に対しても
「でもそれでも良いんだ!まずは売れたことを認める!」
など、売れて良かった面に視点を集中させてください。
かなりのゴリ押し&力技です。
しかし、力技でゴリ押ししていかないとセルフトークは変えられません。
毎日毎日、継続することで自己認識が変わってくる
上記のような例をとにかく毎日毎日繰り返します。
2、3日どころか2、3ヶ月でも変わらないかもしれません。
しかし何事も継続です。
継続して良かった面に焦点を当てて、自分自身にポジティブな言葉を語りかけ続けると、無意識・潜在意識が「自分はできる・できているんだ」と信じ込み始めてくれます。
すると、「自分は売れない販売員」という前提が崩れていきます。
あとは、売れていない状況に対しては「今はまあ、たまたま売れていないだけなんだけどね」くらいに捉え、軽くあしらっておきましょう。
「また今月も売れなかった…」と思うと、自己否定感が育ち、さらに売れない

販売員なら、販売実績がついて回ります。
当時、勤めていた会社でももちろん販売実績があり、通期・半期・毎月の目標を設定していました。
しかし、僕は目標販売額を達成したことはほとんどありません。
まあこの目標額も自分で決めてはいたものの、低ければ「もっとやれ」と言われますから、実質は会社から決められていたようなものですが…
達成できないことが続くと、無意識のうちに「自分は売れない」という認識が強く刻まれていきます。
人間の無意識・潜在意識は「自分はこういう人間だ」と認識すると、行動もその認識通りになります。
ですから、「自分はなかなか売れない」と常日頃思っていると、潜在意識にその認識が刻まれ、気づかないうちに「売れない行動」を取るようになってしまいます。
うまくいかないことに対してうまくいかないと考えるから、いつまで経ってもうまくいかない状況が続きます。
まさに当時の僕がコレでした。
注意:ただつぶやいていても逆効果
例えば「俺は売れる!」とただ言い続けているだけだと、いつしかポジティブなセルフトークをすること”自体”が無意識のうちに目的になってしまいます。これでは状況は変わらないでしょう。
なぜなら、「俺は売れる!」と言うためには「今」が悪い状況である必要があるからです。
すると、無意識のうちに売れない状況であり続けようとします。
これはマズい。
うまくいった事実に焦点を当て、できる自分である理由も探す

状況を好転させるためには、「自分もできる」と思える証拠集めも必要です。
今まで販売したことのないものが売れた
自分自身の販売成功事例をしっかり認める
自分の販売目標額を達成している人を見て、その数値は不可能ではないんだと言い聞かせる
良かった事例だって必ずあるはずですから、うまくいったことを思い出して認めましょう。
それ以外に仕事とは関係なくても、過去の良い出来事などを仕事と結びつけるのも良いでしょう。
とにかく一歩ずつ前進している証拠に焦点を当ててみてください。
そしてここでもマイナスのことは全力で無視します。
自信を持つのに根拠は要りませんが、根拠のある自信を持つのも良いことです。
上司に何かを言われても、聞き流そう

「まだまだ、もっとできるよな?」
「目標達成したのは良かったけど、それ以上を目指さないと成長できないぞ?」
販売しようがしまいが、上司からは色々なことを言われるでしょう。
その中で、ネガティブなことだったり、ポジティブに見せかけたネガティブ発言は全て無視でOKです。
自分は自分ですから。
売れない販売員時代。売れるためには自己認識を変えればよかったのにぃ!まとめ
僕が販売員時代に自分の納得できる実績をあげられなかったのは、
いつの間にか、自分は売れない”前提・認識”で仕事をしていたからです。
売れなくて悩んでいる人は
誰になんと言われようと、自分を認める。自分を信じ続ける。
良かった点にしっかりと焦点を当てる。
を一つの方法として根気よくやってみてください。
前提が変われば思考が変わり、思考が変われば行動が変わり、結果も変わります。
販売の仕事でなくても、何にでも当てはまることですから、ぜひ試してみてください。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました!