体験談

胃にポリープがあったので胃カメラを飲んだ。【苦しみの果てに】

みなさん、健康ですか?

健康には気を使っていますか?

健康診断は受けていますか?特に個人事業をやってる方。

健康を損なうと、いろんなものがパアになりますから、体には気を遣いましょう。

 

唐突になんなんだってハナシですが、僕は先日、健康診断を受けました。

 

酒もタバコはおろか、暴飲暴食すらもやらないワタクシ。

最近は運動不足気味なのがネックですが、それ以外は節度を持ち、体のことを少しだけ考えながら生活してますから、いたって健康体なワケですよ。

 

そして結果通知が到着。

 

「フフン、今回もA判定の問題ナシで決まりだな。これで異常があったら世の中の半分は死んじゃうってことになるよ?」

 

開封。

ガサゴソガサゴソ…

 

 

「G」

 

  。  。
/ /
( Д )

 

じじじ、G!?

 

これがLUNA SEAなら「ネークストソーング!!」とか言って一曲はじまるところですが(叩けます)、これは健康診断のお話。

そりゃ写真の佐田国さんもビックリですよ。

 

ついさっきまで「フフン、酒もタバコもやらないし、問題ないでしょ」なんて余裕をぶっこいてた自分をひっぱたきたい。

 

なんですかこのザマは!

 

健康診断結果のGとは、要再検査ということです。

胃にポリープがあるので再検査、胃カメラを飲むことに。

で、何で引っかかったのかと言うと、胃にポリープがある、とのことでした。

 

その旨を上司に伝えたところ

「あー、それ多分胃カメラだわwww」

 

経験者は語る。

 

笑いながら胃カメラを飲んだ時の苦しかった経験を教えてくれえながら、早よ医者行け、と促してくれました。

 

善は急げということで、診断結果通知の封筒に入っていた紹介状をしたため、近所の消化器内科へ。

 

それではここからは「あぶない婿殿のドキドキ胃カメラ初体験!」をお送りいたします。

診察当日に胃カメラを飲むことになった

in診察室。

先生のPCモニターには「胃ガンの疑い」の文字。

 

あのぅ、、、

 

先生「んー、胃カメラだねー、コレは。」

そうですか、やっぱりですか。

先生「今日空いてるから、すぐにでもできるけど、朝ごはん食べちゃった?」

 

そんなこともあろうかと、昨日の夜から断食してましたよ。

すでに覚悟はできているッッッ!!

先生「じゃあ、どうする?やっちゃう?」

『お願いします!』

先生「わかりました。ちょうどね、最新機器を借りているところでね。やったことないから分からないだろうけど、従来のものよりもだいぶラクに飲めるようになってるからね〜」

 

本来この最新機器は、大きな病院に行く予定だったそうなのですが、どうやらコロナウイルスの影響でキャンセルになって、そのためまわってきたのだそう。

 

運がいいねー、俺は!さあ、早くやったりましょう!

胃カメラを飲む前に、2種類の薬を飲む

ということで処置室に通されると、2種類のコップに入った薬を渡されました。

1. 胃をキレイにする薬

まず、胃を綺麗にする液体の薬。

こちらは何となく甘味があってジュースっぽいので飲みやすい。

2. 飲む麻酔薬

続いて喉の麻酔薬。

こちらも液体の飲むタイプ。

まるで小麦粉などの粉物を溶かしたような質感と雰囲気。

ドロ〜ッとしており、いかにも飲みにくそうですが、飲まないわけにはいきません。

 

ゴクゴク

 

「んー、やっぱ飲みにくマッズ!!!!!!」

ナニコレ マズイ!!!

イメージとしては、先も言ったように小麦粉とか片栗粉とかを溶いたものに強い苦味とピリピリ感が加わったような味わい、喉越し。飲み込むのに一苦労な粘度。

 

マズゥ…!!

看護師さん「それおいしくないんですよね〜…!大丈夫ですか?」

『イヤ、ニガイレスネコレ!マズイレス…』

即効性が高く、すでにうまく喋れない。

舌はあっという間に痺れだし、喉は詰まって塞がったような感覚になりました。

 

唾を飲み込もうとするとかえって吐きそうになるので、ヨダレを垂らすことを決意。

注射の麻酔も打つ

続いて注射による麻酔です。

利き腕と反対側の「肩」にプスリ。

刺されること自体は大したことありません。

が、筋肉注射のためか、注射を抜いた後、刺した周辺に重く鈍い痛みが。

あまりにも痛くて肩が動かせません。

 

そのことを看護師さんに伝えると、マッサージしてくれました。

おかげでいくぶんか楽になりましたよ。

看護師さん優しい。

 

ベッドに寝そべりスタンバイ

先ほど飲んだ麻酔が胃の中に満遍なく回るように、ベッドの上で右向き・うつ伏せ・左向き、と体を回していきます。

 

そしてついにマウスピースを咥えて、準備完了。

胃カメラには鼻から入れるパターンと口から入れるパターンがあるのですが、今回の僕の場合は口から入れるパターン。

経口挿入というヤツです。

 

先生も割烹着のようなものを着てスタンバイ完了。

 

うわぁ…手術するみたいだ…

 

先生「ではこれを入れていきますねー」

 

!?!?!?

 

え、ちょ、それで細いんですか!?

ボールペンよりもちょっと太いくらいはありますよねンゴゴゴ!!!!

 

無慈悲にカメラの管が挿入。

 

聞いてたのと違う。

人生初、胃カメラを飲む

麻酔をしているとはいえ、管が喉を通る感覚はバッチリ伝わってきます。

『あー、今、胸の辺りにカメラがいるなー…オエエっ!!??』

 

く、苦しい!!?

ちょっと!だいぶラクに入るんじゃなかったんですか!?!?

 

先生「はいー、大きく息を吸ってー」

スウウゥゥゥ

先生「吐いてー」

ハアアァァァウゴゴゴゴゴ!!!

看護師さん「はーい、力むとツライですから、体の力を抜いてくださいねー」

 

体の力を抜けと言われましてもねえ!?

ズルッ、ズルッと体の中に異物が入ってくるワケですから!

気がつくとガチガチに力が入ってるんですよ!思わず足もビクッと上がってしまいますよ!

看護師さん「足動かすと危ないですよー」

嚥下反応、全開

事前に「胃に空気を入れるのでゲップは我慢してくださいね」と言われてたけど、もう限界。オエオエがとまらない。

バリウムはなんとかなったけど、これはアカン。苦しい。あ、出る

 

先生「はいー、深呼吸ー。大きく息を吸ってー」

スウウゥゥゥ

先生「はい、吐いてー」

ハアアァァァウゴゴゴゴゴ!!!

 

嗚咽を漏らして、涙は流れるわヨダレ垂らすわで、もう無様。

お医者はそんなの慣れっこでしょうけれど。

明鏡止水の境地を手に入れる

で、この苦しみからは逃れられないと悟ったのか、なぜか途中で冷静になってきて呼吸もゲップも体の力も、コントロールするコツを掴みました。

モニターに映る胃の様子なんかも悠長に眺めちゃったりして。

慣れって怖いね。

 

でもまだ終わらない。

慣れたとか言ってスンマセン、やっぱり苦しいです。はやく終わって欲しいです。

かかった時間は5分くらい

先生「はい、では抜いていきますー、力を抜いて深呼吸〜」

 

体の中から管が出ていくのも分かります。気持ち悪ぃ…まだ食道を通ってる…はやく抜いて…!

 

そして、ようやく終了。

この間、おそらく5分くらいでした。

看護師さんが背中をさすってくれたから耐えられたと言っても過言ではない

胃カメラが体に入っているあいだ、ずっと看護師さんが背中をさすってくれていました。

なに?俺、このまま出産するの?う、う、生まれるぅぅぅ!!

でもこの背中サスサスがなかったら耐えられなかったんじゃないかって思うくらいです。

背中サスサス、ホント大事。注射後のマッサージと言い、ありがとう、看護師さん。

抱いて!!(錯乱)

 

結果はすぐわかる

そして、結果。

放置して良いポリープでした。

放置して良いとかあるんだ。

とにかく良かった…ホッと一安心です。

 

その他、胃が少し荒れてたのと胃の入り口が少しだけ広いから胃酸が逆流しやすくなっているらしい。

脂っこいものを取りすぎないことと、食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎに注意するよう言われました。

脂っこいものを頻繁に食べたり、食べすぎたりしてませんし、お酒なんてほとんど飲まないのに、どういうことだってばよ。

 

ついでに言うと、ピロリ菌もいなかったそうです。

そんなことまで教えてもらえるとは思ってもいませんでした。

胃カメラを飲んだ経験 まとめ

苦しい。

 

最新機器でこの苦しさ!

じゃあ従来のものは一体…

もう胃カメラなんて飲みたくないですね。

健康って、本当に素晴らしい…。

健康に感謝です。

 

胃カメラの要点まとめ

健康診断のように前日の夜以降は食事をしない

診察が空いていたのですぐに胃カメラを飲むことができた

胃カメラを飲む前に、薬を飲み注射を打つ

麻酔をしていても嚥下反応(オエオエ)は出る

胃カメラが体内に入っている時間は5分くらいだった

看護師さんの背中サスサスがなかったら耐えられなかったかもしれない

 

 

まあなんにせよ、これで健康体だということが分かりました!

良かった良かっ…

 

ズキッ

 

…ん?

 

…。

 

虫歯になりました。

ABOUT ME
あぶない婿殿
1982年生まれ。16歳の時にドラムを始めて、今日に至る。長く続けられている理由は、ダラダラやってきたから。 ドラム教室もやってます。非同期のオンラインレッスンも受け付けていますので、お問い合わせは下記リンクやSNSのDMからどうぞお気軽に!