ドラムにしろギターにしろ管楽器にしろ、演奏力の高い人の特徴の一つに
休符が聞き手にもしっかりと感じられる
休符からもリズムが出ていてそれを感じられる
というものがあります。
結構この休符をあまり重視していない人も多いような気もするのですが、ここを意識するだけで演奏がグッと良くなる場合もあります。
それは具体的にどういうことか。
今日の晩ご飯の献立をゆっくりと紹介した後に詳しく解説していきます。
Contents
休符からもリズムを出せれば、演奏はかなり良くなる
さて、献立を考えているうちについうっかりファンザのサイトを開いて小一時間巡回してしまいました。
オカズ違いってか!ガハハハハ!!(最悪)
ところで若い人はドラムのフィルインのことをオカズって言ったりします?
もうオジさんしか言わなくなったような気もします。だから僕はフィルインをオカズと言わない。意地でも言わない。
「あそこのオカズがさぁ!」なんて話題になっても
「ああ、あそこのフィルですね!」
と抵抗してみせますよ、ええ。
えーと、何の話しをすれば良いんでしたっけ??
休符は休む音符ではなく「無音音符」と捉えよう

休符は「休む」と書いてありますが、本当に休んでしまってはいけません。
休符は休憩する音符ではないのです。
休符という名前があまり実態にそぐわないので、僕は休符を「無音音符」ととらえています。
ただこれを言葉で言うと
- 4分無音音符
- 8分無音音符
となり、語呂が悪いし長ったらしいので呼び方は「休符」のままです。
が、この休符に対する意識をキッチリと持つことで、演奏力に安定感と説得力が増えます。
20年以上楽器をやってきましたが、この辺のことを語っている教本なり記事なりをあまり見た記憶はありません。
休符の感じ方は幼い頃に教わっている

子供のリズム遊び(リトミック)なんかでもありますが、

こんなリズムになっていたら、
「タン タン タン ウン」
と歌いませんでしたか?
休符は「ウン」と音は出さなくてもしっかり感じるように教えられています。
しかし大人になるとこういうトレーニングはしません。
そのせいなのか、休符はいつのまにか「ただ音を出さない場所」として無意識に捉えてしまっている人も多いのです。
休符を疎かにする人が多い

たまに友人のライブを観に行ったりします。
そうなると、対バンの人のステージも見ます。
で、おや?と思うことが何度もあるワケです。
音が止まりきってなくてダラダラした印象を受けたり、どことなくあわただしさを感じたり…
楽器屋さんへ行って聞こえてくる試奏なんかでもそうですね。
例えばギター、ベース。
指はちゃんと動いているんだけどなんかノれない。
そう感じることの方が多いです。
ウン、僕、スゲーイヤなヤツ!

雫さんもすっかりご立腹です。
いや、違うんですよ!
もっと休符をしっかり捉えれば凄い良くなるのになぁ…とか思ってるだけであって
「ププっ!ヘタクソだなぁ!俺の方が上手いぜ!」とか脳内でマウント取って悦に浸るような三下野郎じゃないですからね!?
なんて言ったって学生時代は「歩く公明正大」と呼ばれてましたからね!?
休符を強化するトレーニング
方法はたくさんありますが、一つやり方を。
ごく簡単なもので、必ず4分音符からやりましょう。

先ほど例に出しましたが、このリズム。
休符の位置を変えるなどして音を出します。
楽器は使っても良いですが、使わずにハンドクラップなどでやっても効果は十分あります。
ただ、非常に地味ですぐ飽きると思うので、自分の好きな曲に合わせてやるなど、飽きない工夫をしてみてください。
長時間やる必要もありません。
難易度の高いやり方
より高度な練習をしたい方には以下の方法があります。

またこの譜面を例にします。
休符の位置にだけメトロノームが鳴るようにします。
音が出ているところ(4分音符)は自分で音を出しますが、メトロノームの音は鳴らしません。
(なので♩=120で練習したいなら、メトロノームは♩=30に設定します。練習したいテンポを4で割った数値にすれば良いワケです。)
これをやると、休符を感じるトレーニングができるのと同時に、音符と音符の「間」を感じるトレーニングにもなります。
それと一つ言っておくと、僕はメトロノームに合わせることが絶対だとは思っていません。
メトロノームとズレない=リズム感が良い
ではありません。
とは言え、この方法はかなり効果的ですし、僕はこのトレーニングで演奏力が向上しました。
オススメのメトロノームアプリ
「BPM30以下に設定できねーよ!」という方。
ご安心ください。
スマホアプリの「Smart Metronome & Tuner」なら、BPMは1〜999まで設定可能です。

↑このアイコンです。
休符をしっかりと捉えられるようになれば、演奏力は向上する のまとめ
休符をぞんざいに扱わず、明確に意識して自分の中でもしっかりと感じて演奏できるようになると、ハッキリとは分からないかもしれませんが、演奏力は向上します。
ぜひ休符を感じる練習の時間をとって、根気よく続けてみてください。
時間はかかりますが、継続することで土台がしっかり固まっていきますよ。
ということで、最後までご覧いただきありがとうございました!
この記事が読んでくださった方のお役に立てれば幸いです!