妻「確定申告、来年からe-taxでやると控除が55万から65万になるの。だから今のうちに試しておきたいから、アナタのパソコンで確定申告できるようにしておいてね。」
は、はぃ!?
Macを愛用し始めてはや18年。
あぶない婿殿です。
OSのアップデートは基本的に良い評判を聞かないので、頑なに避けてきましたが、妻からの要請により、ついに実行することに。
すべては妻のスムーズな確定申告のため。
愛する妻のためならOSアップデートくらいやってやる!(血涙)
今回はMacユーザーとして、2020年2月時点で最新のOSである「Catalina」にアップデートしてみての結果をお伝えしていきます。
完全なる人身御供です。
ぜひ僕の屍を参考にしていただけると報われます。
行こう、Catalinaにアップデートという茨の道を。
Contents
Macでの確定申告はOS10.14までを推奨
まず、Macで確定申告をするにあたって動作条件を調べたところOSを10.15にしておく必要があると出てきましたが、それ自体が大間違い。
何をどう見間違えたのかもはや覚えていませんが、MacはOS10.15でなくてもできます。
というより、国税庁による推奨環境はOS10.14まで。
…えーと…。
e-Taxでの確定申告、できず。

俺は一体なんのために…
…では…気を取り直して…Catalinaをレビューしていきます…
Mac OS 10.15 Catalinaにアップデートしたら、全ての動作が重くなった
そもそも事前にCatalinaの評判をググっても、やれBluethoothの反応が悪いだのChromeのフォントが崩れるだの、悪評のオンパレード。
えぇ…俺、本当にアップデートしなきゃいけないの…?(この時点でもう一回調べ直しておけばよかった。)
しかし妻に逆らおうものなら、翌日からの食卓には僕の嫌いなセロリや銀杏、ウニが所狭しと並ぶでしょう。
まんじゅう怖い!!
いやその程度で済めば良いのですが、実際のところは非言語という方法によって露骨に不快感を伝えてくるでしょう。すると家の雰囲気も悪くなり、ただでさえ婿養子であるがゆえに家ではくつろげないのにもっと肩身が狭く ウン、この辺でやめておこう。
ええい!ままよ!
インストールボタン、ポチー!!
そして、無事にインストールは終了し、再起動。
その結果。
ハイ、予想通り…
何をするにもあの憎き虹色の円が僕を嘲笑うかのようにクルクルと回り続けます。

だからアップデートなんてしたくなかったんだ…
アプリケーションの起動が遅い
各アプリケーションの起動にかかる時間が大幅に長くなりました。
感覚的にどれくらい長くなったのか誰にでもわかりやすく例えると、パンクバンドの曲を聞いた後にプログレバンドの曲を聴いた時のような感じです。
まあ起動までの待ち時間が長いこと長いこと…
漢字変換が遅い
漢字変換するにも時間がかかる事が増えました。
前もスペースキーを押して変換しようとすると、憎き虹色の円が出現していたのですが、頻度としては那須川天心が試合で判定にもつれ込むくらい、ごくたまにでした。
それが今や全盛期のボブサップがKOされるくらいの頻度でしょっちゅう待たされます。
各ソフトの挙動が悪い
僕が頻繁に使っているソフトは、ChromeとThunderbird、iMovieくらいです。
その中でも動画編集ソフトのiMovieは特に悲惨です。
何が悲惨かって、音がプチプチプチプチと途切れまくる。
動画もカクカクカクカク。
これはヒドイ。
自分の演奏動画を一曲通して確認しようにも、音が途切れずスムーズに最後まで見れたことはありません。
複数のソフトを立ち上げようものならそれはもう筆舌に尽くしがたいフラストレーションを受けます。
ブラウザであるChromeも、ページの読み込みが以前よりもワンテンポくらい遅くなったように感じます。
とっくに開いて読み込みが完了しているページも、タブを切り替えて再度表示させると、一瞬、表示が何もなくなりフリーズしたかのような挙動。
タブが開いて最初に現れる真っ白なページを見る時間が増えたなぁ…
Mac版のoffice2011は使用不可
僕はoffice2011を入れていましたが、OS10.15は非対応ですので起動できなくなりました。
たまにExcelを使用して仕事関連のことをやったり個人的に何かを作成していましたが、もう使えません。
よって、googleのスプレッドシートに移行。しばらくはこれで行こうと思います。
幸い、エクセルデータはスプレッドシートにインポートできるので、見られなくなるデータはなさそうです。
さらば、Microsoft。
Mac OS10.15にアップデートして、今のところ恩恵はない件のまとめ
僕がmacを始めて買ったばかりの頃は
「日本でのmacの使用率は1割」
と言われており、プロ野球選手の打率ならとっくに戦力外通告モノの数値でした。
しかし今やiPhoneが浸透したおかげでApple製品は身近になりました。そのせいかMacユーザーも増えたような気がしますし、使っていても以前ほど物珍しがられることは減った気がします。
そんなMacにせよWindowsにせよ、PCを使い続けていると避けて通れないのがOSアップデート。
その昔はOSが上がるたびに便利さが向上したり快適になったりと、それなりの感動がありましたが、今はもはや苦行。
そのため僕も出来る限りOSを上げずにきましたが、快適なPC操作環境よりも家庭の平和を守るため苦難の道を選択したわけです、ウンウン。
ということで、5年くらい前のMacをCatalinaにアップデートすると、全体の動作が遅くなることをここに報告いたします…。
フフフ…今日も動作が遅いなぁ…