ありがたいことに、僕は音楽仲間から「ドラムが上手い、凄い」などと褒めていただけます。
オイなんだ自慢かと思われるかもしれませんが、スイマセン自慢です。
まあ、自分の弱点を見せないようにしたりうまいこと誤魔化してみたりと、上手く見えるような振る舞うスキルの賜物だったりもしますが、
僕は少なくとも周囲の人よりも1.25倍は練習していると思ってます。
そんなこんなで今回は練習に関するお話しに加えて、練習しない人を少々ディスる内容です。
最低だな!
Contents
個人練習をしないからバンドの演奏力も向上しない
過去に参加した、あるバンドはいつも以下のような条件・状況での活動でした。
- 曲は全てカバー
- ジャンルはジャズやラテン、ポップス、昭和歌謡など、幅広い
- 本番2,3ヶ月前に演奏する曲が決まる
- 曲数は現場によるが、大体15曲前後で、多いと20曲を超える時もある
- 15曲前後中、3分の2は現場によって毎回変わる
- 15曲中、半分〜3分の2は新たに取り組む曲
- バンドでのリハは、本番直前に一回か二回行う程度
曲数は多いですが、音源と譜面は事前に渡されます。
時間も2〜3ヶ月あり、事前に個人で練習できるので、リハまでに覚えて形にしてくることは可能です。
にもかかわらず、みなさんまあ練習をしてこないしてこない。
「リハで初めて演奏しました!」なんてことも多々ある始末ですから、音を外すのはいつものこと。
間違えないにしても譜面にかじり付きながら演奏するので全く余裕がない。
リハでは曲を進行させることで手一杯になってしまいますから、細かい部分まで打ち合わせて煮詰めることができません。
そんな調子ですから、いざ本番で上手くいくはずもなく。
終演後、「やっちゃった…」なんて反省をしておきながら次の現場でも同じことを繰り返すのがいつものパターンでした。
今までに組んだバンドメンバーで、しっかり練習してくる人は少数派だった
その他、過去に組んだいくつかのオリジナルバンド。
こちらも同様に、あまり練習してきている様子はありませんでした。
それらの事実を振り返ってみて思ったのです。
多くの人は「個人練習」をしないんだ…!と。
バンド練習と個人練習は別物
バンドでの合わせと個人の練習は、仕上げるポイントが全く異なります。
まず個人の練習でフレーズを考える・自分の演奏はできる限りミスがなくなるようにしておく、などの「自分一人で成立する部分」を仕上げます。
その後、バンド練習では音を合わせることで見えてくる「全体として詰めるところ」を改善・修正していきます。
これを理解していない人は、「バンド練習なのに、やっている事は結局個人練習」というチグハグな行動をとります。
そりゃあいつまで経ってもバンドとしてのアンサンブル力は向上しませんよ。
周りのプレイヤー達より突出するのはカンタン
バンド全体での時しか練習しない
この事実を別の角度から考えると、個人練習で基礎練など一人でできることをキッチリやっておけば、あっさりと他の人との差がつけられることになります。
何もメシ・フロ・寝る・仕事以外は全て楽器に費やす!といった長時間の練習をする必要はありません。
毎日30分とか1時間とか、そのくらいで十分です。
周りがよほどのハイレベル集団でない限りは、たったそれだけで人と差をつけることはできます。
もしも周りの楽器演奏家が練習していないなら、ちょっと練習を継続するだけで頭ひとつ抜けられる
実際に僕は基礎練習だったり取り組みたいと思ったフレーズは、どんどん手をつけていったりと一人でできる練習は色々とやってきました。今もやっています。
その甲斐あって演奏の仕事をいただけたり講師の仕事をやらせていただけたりしているのだと思っています。
なので継続して個人練習を行うことで、案外カンタンに周りよりも頭一つ抜けることができます。