ドラム

【機材レビュー】Roland / ローランド TD-17 【10年前の音源を使っている人は買い換えよう】

お昼に使った食器を洗い忘れたら妻に静かに怒られた。

ハイ、あぶない婿殿です!

 

ドラマーの皆さん!エレドラ持ってますか!?

僕は13年くらい前に買ったローランドのTD-12を今だに使用してます。

もはや骨董品に近い…。

そして最近、痛感しました。

あぶない婿殿
あぶない婿殿
もっと早くに音源だけでも買い換えておけば…

 

いつ買い換えるかは置いておき、いや置いておきたくないけれども、

とりあえず現行機種を叩いて体感しておこうと楽器屋さんへ繰り出し、TD-17を試打してきました。

 

ということで今回はRolandのTD-17をレビューしていきます。

 

電子楽器といえばローランド。ローランドのエレドラ最高。

今や「ローランド」で検索すると、「現代ホスト界の帝王・ローランド」に関する結果がトップにズラーっと出てきますね。

 

ローランド株式会社としては、やっぱり、アレですか。

「ああ、あのホストの人と同じ名前の会社ね」とか言われて苦々しく感じていたりするんでしょうか。

それとも、むしろ現代ホスト界の帝王と同名の会社ってことで、認知度が上がっていたりするんでしょうか。

 

どちらにせよ(?)再上場、おめでとうございます。

 

皆さんご存知でした?

ローランド株式会社は過去に上場してたんですよ。

それがどうやらモメにモメて、結局、上場廃止。

しかし、6年ぶり、無事に復帰となったワケです。

 

まあ僕が石油王とかだったらローランドの筆頭株主になっているところですが

残念ながらウチの庭で採れるのは梅の実くらいのものなので、手の出しようがありません。

大人しく今年も梅干しを作ってようと思います。

 

えーと、なんのレビューをしようとしていたんでしたっけ、僕。

 

TD-17は、10数年前の上位機種よりも遥かに優れた表現力

僕が使用しているTD-12-ksは、当時およそ34万円。

音源単体で見ても販売価格は確か10万を超えていたような気がします。

今でもヤフオクでは3万8千円くらいの、割といい値段で取引されていたりするのには驚きです。出品しちゃおうかな!

 

で、TD-17をTD-12と比べると…

あぶない婿殿
あぶない婿殿
あのぅ、コレ、本当に音源単体が6万円で買えちゃうんですか…?

時間の経過による技術の進歩たるや。

 

10年以上前の上位機種は、現在のエントリークラスにも敵わなくなっています。

ハッキリ言って表現力が段違いです。

音の鳴り方にドラムらしさが溢れている

何が素晴らしいかというと、スネア・タム・バスドラといったタイコ類が、

どれもしっかりと「胴鳴り」を感じさせてくれるのです。

TD-12はヘッドのアタック音が伸びていくだけのような、電子音っぽさが色濃いのですが

TD-17はシェルの響く音までキッチリ再現されています。

 

なので、音に「生っぽさ」が感じられるんですね。

 

ただ、シンバルはタイコ類に比べるとやや物足りないかも…

スティックの細かなニュアンスにもしっかりと反応してくれる

TD-12だって、スティックのヒットする強さに応じて音量はしっかり変化してくれます。

でも、音色にあまり変化が付けられないというか、どこか段階的なんですね。

 

しかしTD-17は

優しく叩けばソフトな音が。

強く叩けば激しい音が。

スティックのタッチで細やかに音色が変化してくれます。

 

こいつぁスゲエ。

 

TD-50はもっとすごいんですけどね。

 

拡張性も良い

ドラムをやっていると、スプラッシュシンバルやチャイナシンバルをプラスしたりしたくなります。

そういった時も「トリガーイン」が二系統ありますので、パッドの増設が可能です。

このトリガーイン端子を活用すれば、

  • 3タム・2フロア+スプラッシュ
  • 2タム・2フロア・3クラッシュ

なんていうカスタムを施して、憧れのセッティングに近づけることだってできます。

 

ただ、流石にパラアウトはありません。

LRのマスターアウトのみなので

各パーツをバラバラに出力して録音することができない

イコール

REC後にスネア、バスドラなどのバランスをとることが不可能

です。

デメリットは「上手くなった気になってしまう」こと

どんなものにもメリットがあればデメリットもあります。

「闇あるところ光あり 悪あるところ正義あり」

ってやつですよロム兄さん。

 

ローランドの電子ドラムは「音が良いこと」がメリットでもありデメリットでもあります。

 

生ドラムは、叩き方がイマイチだと良い音が出てくれません。

しかしローランドの電子ドラムは、どんな叩き方をしても良い音がしてしまうので、

いざ生ドラムに向かった時に、しっかり鳴らしきれない可能性が高いです。

 

これを解消するには、スタジオに個人練習で入って、生ドラムも定期的に叩くことです。

 

【機材レビュー】Roland / ローランド TD-17 【10年前の音源を使っている人は買い換えよう】のまとめ

  • 胴鳴りも再現されたドラムらしい響き
  • 細かなスティックによる音色の変化にも追従
  • 拡張性も良いのでパッドの増設がしやすい
  • デメリットは上手くなったと勘違いしてしまいかねないこと

いや、これだけの性能を持った電子ドラム音源が6万円で買えるなんて本当に素晴らしい。

良い時代です。

 

物を大切に長く使うこともステキですが、新しい物を手に入れて今まで以上に楽しく練習ができることも大切です。

僕のように10年以上前の機種を使っている人は、買い換える価値十分です!!


 

ABOUT ME
あぶない婿殿
1982年生まれ。16歳の時にドラムを始めて、今日に至る。長く続けられている理由は、ダラダラやってきたから。 ドラム教室もやってます。非同期のオンラインレッスンも受け付けていますので、お問い合わせは下記リンクやSNSのDMからどうぞお気軽に!