前職(生涯2社目)から今の会社へ転職する時の事です。
前職では、以前書いた「話を聞いているように見えない」の記事にもあるように、
経営層である上司から「君はこの会社に合わない」と言われたワタクシ。
この言葉をきっかけに、転職することを検討し始めました。
ただ、決して「合わない」と言われたことが直接の理由ではありません。
やりたい仕事がやれないのなら、転職するしかない
入社する時、所属する部署の事業・業務内容の説明を当然受けましたし、その仕事がやりたかったから入社を決めたのです。
しかし、「本来は〇〇の仕事をする部署だから、それをやらない・できないのであれば部署を解散させる」という事を、入社してだいぶ経ってから突如として言い渡されました。
イヤイヤ本来とか言われましても。
それ、何で面接の時に言わないんですか?
ってハナシですよ。
まあでも経営陣の好き嫌い・その時のブームなどで事業の方向性や人事など、様々な物事が決まる会社でしたから、とつぜん理不尽なことを言い出すのも不思議じゃありません。
とは言え、オカシイものはオカシイんですが…。
そんなこんなで、やりたい事をやっても評価されない・やらせてもらえないのなら、その会社に居る意味が無いと思ったので転職をすることにしたのです。
しかしこうして振り返ってみると、とんでもねー会社ですね。
もちろんこんなことを言う会社ですから、その他にももっと色んなことを見たり聞いたりしてきたワケですが…。
自己都合退職にならないかもしれない
業務内容が入社時に言われていたことと全く異なるこの事態。
どうやら労働基準法15条「労働条件の明示」に反するであろう事例のようです。
- 使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。
- 前項の規定によつて明示された労働条件が事実と相違する場合においては、労働者は、即時に労働契約を解除することができる。
- 前項の場合、就業のために住居を変更した労働者が、契約解除の日から十四日以内に帰郷する場合においては、使用者は、必要な旅費を負担しなければならない。
wikibooksより引用
(実際に当てはまるかどうかは弁護士さんじゃないと確定できなさそうなので、該当するかもしれない方はご自身でしっかりと確認してください。)
この「労働条件の明示」には、従事すべき業務に関する事項も含まれます。
そして条文内にある通り、明示された条件と相違する時は労働契約を解除できるようです。
聞かされていない仕事をやれと言われて納得できないなら、労働契約を解除できるという事ですね。
この労働契約の解除は、どうやら「自己都合退職」にはならないようです。
残念ながら僕は自己都合退職扱いにされてしまいましたが…。
どう受け取るかは、相手次第でもある
転職の際に、応募した企業がこの事をどう思うかは、その企業次第でしょう。
労働基準法15条を知らない人のほうが多そうですし、自己都合退職に見られてしまう可能性も十分にありえます。
なので、面接ではしっかりと説明しなければなりませんが、しっかり論理立てて説明しないと言い訳臭くなってしまいます。
転職の際には間違いなく聞かれることですから、正確に事実を伝えられるように言葉をしっかり選び、準備しておきましょう。
僕はこの辺りの説明をしっかりと準備していたおかげで、転職理由を面接官に納得してもらえました。
2回目の転職活動は、残しておいた前のデータに助けられた
そんなこんなで即行動を起こし、面接を受けたワタクシ。
それで転職したのが今の会社ですが、1発で決まったわけではなく、別の会社を受けて残念ながら不採用にもなっています。
(その辺のお話しもまた別の機会に)
スムーズに再び転職活動にとりかかれたのは、幸いにも一番最初に転職活動をした時の履歴書や職務経歴書のデータを残していたからです。
また、リクナビの登録も残したままだったので、改めて利用することにしました。
リクナビにもアカウントを残しておいて、本当に助かりました…。
まさか二回目も利用することになるとは思ってもいなかったのですが。
最後に
大した職歴も学歴もない僕だからこそ、最大限自分をアピールできるようにしておかなければなりません。
焦ってロクでもない会社に入ってしまって、また転職活動をするくらいなら、きっちり準備してできるだけまともな所に入れる努力をしようと思いました。
その甲斐あって、前職よりもはるかに良い労働環境に身を置くことができました。
世の中には理不尽な理由で転職を余儀なくされる場合もあります。
少し大げさですが、人生を変える手段の一つは転職です。
なかなか僕のような状況になって転職活動をする人は少ないかもしれませんが、この記事をご覧になった皆さんの参考になれば幸いです。
ぜひしっかりと準備をして、転職を成功させて、より良い未来を勝ち取ってください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!