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婿養子ドラマーのあぶない婿殿です。
さて今回のテーマは、「楽譜を見ながら演奏すること」についてです。
楽譜の役割は、あくまでもメモ
譜面を見ながらでないと演奏できない方がたまにいらっしゃいます。
かくいう僕も演奏の現場に出させてもらう機会があり、時には20曲を超える数の曲を演奏することもあります。
そして、なぜかそういう演奏曲数が時に限って本番までの時間が短かったり、他にもやることがあったりと、曲を覚えるための時間を確保しにくかったりします。
そういった状況だとさすがに全てを完全に覚えきれないため、本番でも譜面を見ながら演奏します。
しかし、それでも僕はできる限り 譜面を見ないで済むように、曲を覚えようとします。
なぜなら譜面に頼ってばかりいると、譜面がなくなった途端に何もできなくなるからです。
実際に譜面にかじりついて演奏をする人もたくさん見てきましたし、共演したこともあります。
そして譜面ばかり見て演奏する人は、とにかく合わせづらい!
バンド全体で出している音やグルーヴよりも、音符や記号を重視してしまうので、アンサンブルもなにもあったもんじゃなかったです。
大切なのは、生きた音を出すこと
譜面に頼りすぎると、譜面がないと全く演奏できなくなるという問題が起きてきます。
音を出すことよりも、譜面を見ることに意識が向きすぎて、生きた音が出せなくなります。
これはプレイヤーとして致命的ではないでしょうか。
(ただし、オーケストラやブラスバンド、ピアニスト等のクラシック系の人たちはまた別の話です。)
大切なのは、譜面を見ようが見まいが、生きた演奏をすることだと思います。
譜面はあくまでも、どんな進行や展開なのか、どこでどんなキメがある、といったことを記したものです。
言ってみれば、メモのようなものでしょうか。
しかし譜面は自分の演奏をより良くするためのメモであることを理解せず、譜面に頼りすぎてしまうと、そこに書いてある記号をただなぞって弾くだけの演奏に成り下がってしまいます。
音符や記号を追いかけているだけの演奏を、お客さんは見ていて楽しいでしょうか?
それ以前に、そもそも演者側も弾いていて楽しいでしょうか。
少なくともドラマーである僕は、譜面をずっと見ながらの演奏でグルーヴさせることはできません。
譜面頼りにならないために
僕が譜面頼りにならないよう、できる限り実践していることは、
- 演奏する曲は、まず耳で聴きこみ、曲を通して歌えるくらいになる。
- そして、どうしても覚えきれなかった部分は譜面でカバーする。
この二つです。
これだけで、譜面にかじりついて演奏するよりも、はるかに良いプレイができるようになります。
いきなりやろうとせず、まずは一曲から!
「自分は譜面がないと演奏できない」
「曲を覚えきれない」
という人は、まずは一曲だけでも良いので聴き込んで覚えるようにしてみてはどうでしょうか。
曲を覚えてしまった方が、気持ちとしては断然ラクになるので、間違いなく良い演奏ができるようになりますよ!
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!