音楽

テンポキープのズレや揺れに対するマウントは、無視してOK。

あなたの周りでテンポの揺れをめちゃくちゃ突っついてくる人っていませんか?

「あの部分、ハシったよね?」

「全体的にテンポがさぁ

こういった、アドバイスではなく重箱のスミを突いてくるような人の言葉は全て無視、スルーでOKです。

たとえそれが先輩であろうとも、講師であろうとも。

僕はいつも「ははぁ〜。」と、相手が次の言葉を出しにくくなるような返事で対処しています。

マウント取りたいだけの人の言葉は無視して良い

なぜ突っついてくるのかというと、マウントを取って自分の方が優れた存在だと思わせたいからです。

いわゆるこじれた承認欲求というヤツです。

そしてテンポは客観的にも分かりやすい部分なので、ツッコミやすい。

よって突っつかれの格好のマトになるのです。

つまらない指摘をしてくる人の演奏はつまらない

僕が知っている人にも一人だけ居ます。

何かと

「あの部分がちょっとハシった」

とか

「演奏は良かったけど、テンポがキープできてなかったね」

とか、

もう、なんだ、アレか?それしか言えないの?ってくらいテンポに対してダメだしをします。アレってどれだろう。

 

で、その人の演奏を聴くと感動するのか、というと、もちろんしません。

いや、もちろん多少なりとも「面倒な人フィルター」がかかっているせいもあるんでしょうけど、素晴らしい演奏をする人はそのフィルターを透過してでも心に響くものです。

 

マウントを取ってくる人の中で手段と目的が入れ替わっている

キープ力は「聴いてくれる人に曲の世界観や魅力などを正しく伝える」という目的を達成するための手段の一つです。

曲が持っている魅力を伝えるために、テンポを安定させて演奏する

一切テンポの狂いのない演奏をすることが正確に表現することだ

いくら正確な演奏をしても、他者に何かが伝わらなければ、さらに別の手段を考える必要があります。

マウントを取ってくる人でもこのことを理解しているはずなのですが、どこかで「一切狂いのない演奏をすることが正しいこと」だと、認識が入れ替わってしまっている可能性があります。

そして普段から自分の演奏に対しても厳しかったりします。

自分に厳しいからこそ、他人の演奏も自分基準で考えてしまうのでしょう。

マウントを取ってくる原因はおそらく承認欲求

人の演奏に対してつまらない指摘をする人は、「承認欲求をこじらせている」可能性があります。

楽器をやっていると、どこかで

「俺の凄さを理解してほしい」

という承認欲求が芽生えたりもします。

しかし、それが強く出るほどに周りからは認めてもらえず…

そしてより一層、自分が認められないことに不満が募っていき「他人の演奏を指摘して自分の優位性を示す」行動に出ます。

承認欲求はなかなか消せない

承認欲求は、引っこ抜いても引っこ抜いてもしつこく生えてきます。

そのしつこさと言ったら竹のごとし。

「竹って120年に一度しか花が咲かないんですね!まるでアナタのようですねフフフ!」とか言って相手の心を抉ってみたい。

言ったらどうなるのか、誰か試してみてください。

 

僕はめちゃくちゃ芽生えてます。

でも、さすがにこじらせてませんからね?

ただしアドバイスには耳を傾けて

マウントとアドバイスは明確に違います。

アドバイスの場合、具体性があって対策なども言葉にしてくれます。

こういう意見には耳を傾けましょう。

ただし、そのアドバイスを受け入れるかどうかは自分で決めてください。

勉強になるな!と思えば吸収すれば良いですし、

まあ、そうなんすけどねくらいに感じたなら「そういう意見もあるのか」程度で留めておくのも問題ありません。

大切なのは自分で考えてどうするべきかを決めることです。

人の意見に振り回されないようにしましょう。

極端なテンポのズレは防ごう

もちろん、♩=100の曲が終わる頃には120になっていたとかはよろしくないので、そこはトレーニングしましょう。

テンポが大幅に変わることで曲の雰囲気も大幅に変わったりしますし、他のパートが演奏しにくくなって全体の完成度に悪影響を及ぼします。

あぶない婿殿
あぶない婿殿
僕はその昔、緊張のあまりバラードをバラードでなくした苦い経験があります。

打ち込み曲のようなものはズレてはいけない

音源を一緒に流して演奏する時は、タイムキープの優先順位が上がります。

ドラマーの場合は尚更です。

打ち込みを同期させて演奏する機会のある人は、普段からトレーニングしておきましょう。

テンポをキープできたかも大事だが、本当に大切なのは聴いてくれた人の心を動かせたか

メジャーアーティストのライブを見ても、音源よりも速かったり、部分部分でハシったりモタったりしていることもあります。

しかしそれなのに妙にカッコ良かったりすることも珍しくありません。

それはなぜかというと、やはりテンポキープ以上の大切なものを聴いてくれる人に伝えられる力があるからでしょう。

テンポキープ力も人の心に刺さるような演奏、どちらも大事

タイムキープをする努力は大切です。

おろそかにして良いと言っているワケではありません。

しかし、マウントを取ってくる人の言葉を鵜呑みにして

テンポの狂わない演奏が絶対だ

などと考えてしまわないようにしてください。

初心者や伸び悩みを感じている中級者くらいの方なんかは、特に真に受けてしまいそうなので注意です。

まとめ

マウントを取ってくる発言は無視してOK。承認欲求に付き合う必要はない

マウントなのかアドバイスなのか、その違いは聞き分けよう

一番の対策は、ここまで述べてきた通り「聞き入れないこと」です。

しかしあまりにも演奏を見られるたびに指摘されるようなら、もはやその人との付き合い方を変えましょう。

具体的には「関わらないようにすること」です。

これだけで音楽ライフにおける不要な悩みを減らすことができます。

ぜひ、上手く対処してもっと楽器演奏を楽しんでください!

 

そして、他人に対してもマウントをとらないように気をつけましょう。

あぶない婿殿
あぶない婿殿

この記事が読んでくださった方の役に立てれば幸いです!

最後までありがとうございました!

ABOUT ME
あぶない婿殿
1982年生まれ。16歳の時にドラムを始めて、今日に至る。長く続けられている理由は、ダラダラやってきたから。 ドラム教室もやってます。非同期のオンラインレッスンも受け付けていますので、お問い合わせは下記リンクやSNSのDMからどうぞお気軽に!