思考法

テレビを見てばかりいると、読解力が無くなる。

テレビを見すぎるとバカになる

先日Twitterでこんなツイートを見かけました。

会社に出張で来ていたドイツ人に

「ドイツでもいじめはある?」

と聞いたら

「いじめって何?」と言われた。

「殴ったり」「それは犯罪だ」

「無視したり」「それは犯罪だ」

「激辛カレーを無理やり食べさせたり」

「だから犯罪だって」

ごめん私が悪かった。

これを見てツイート主の方が言いたいことは次のどちらだと思いますか?

A. 日本でいじめと呼ばれる行為は、ドイツでは犯罪である

B. ドイツにはいじめがない

さあ、どうでしょう。

オイオイオイ、馬鹿にするんじゃないよと言われそうな気もしますが…

大抵の人はAだと分かるんじゃないでしょうか。

 

しかし、しかしですよ。

 

リプ欄を見ると、Bの”ドイツにはいじめがない”と捉えて

「ドイツにもいじめはありますよ」

なんていうスットコドッコイ極まりない返信が相当数あったのです。

 

「いじめ」という言葉は(おそらく)日本独自のものです。

ぼかした言い方なので、捉え方が軽くなってしまいがちです。

でもいじめって立派な犯罪行為なんですよ。

だから、いい加減「いじめ」ではなくてもっとストレートな表現にするべきだと思うのです。

 

テレビの演出が思考力や読解力などを低下させるのでは。

が、今回僕が言いたいのは、いじめに関する事ではありません。

なぜこうも相手の意図する事を読み取ることができない人が多いのか、です。

 

ここからは、あくまでも僕の意見であり、根拠はありませんので、鼻でもほじりながら見ていただければ幸いです。

(まあこの記事も読解力のない人が見ると、僕の意図することが伝わらないのかもしれませんが…)

 

僕は読解力が無くなる原因の一つは、タイトルのとおりテレビではないかと思います。

テレビを見ていると、できるだけ必要な情報を伝えるために、様々な演出がなされます。

 

その一つにテロップがあります。

テロップは強調したい部分の色を変えたり文字のサイズを大きくしたりして、注意を引き、伝えたいことが伝わるような工夫をしているようです。

(その点はブログも似たようなものですね…。)

さらには「ここが笑うところですよ」「どうぞここで悲しい気持ちになってください」などなど、感情すらも誘導してきます。

その他にも注釈がでたり、誰かのアクションに焦点を当てたりと、視覚で理解させるための演出がそこかしこに散りばめられています。

しかもそれらの表現は、極端かつオーバーです。

 

そのため、何も頭を使わなくても、何の努力をしなくても分かる様になっています。

ボーッと見ていても勝手に問題が提起され、勝手に答えが提示されます。

 

そんなものを長年にわたって見続けたら、考える力を奪われ、答えを提示されないとダメになってしまう。

だから遠回りな表現が理解できない、なんて事になるのではないでしょうか。

 

その他にも、劣等感を植え付ける、お金を使わせる、などなど、画面を通して発信側の利益になる結果をもたらそうと、あの手この手で訴えかけてきます。

 

思考力を奪われないためには、テレビをなるべく見ないこと。

対策はただ一つ。

テレビをできるだけ見ない事です。

と言っても、365日一切見ないのも難しいと思います。

中には必要な情報もありますから。

 

なので、見るときは「見る!」という意識を持って見ましょう。

そして見終わった後に、その日に本当に見たいものがもう無ければ、電源を消しましょう。

また、見ていてくだらないと思ったり馬鹿馬鹿しいと思ったりしたら、すぐ消しましょう。

不快な感情を持ったまま見ていてももっと不快になるだけです。

 

一方的に・無意識に情報を受け取り続けないようにするのが良いと思います。

 

何となくテレビを見てはいけない

暇だからとりあえずテレビをつける

これは悪手です。

何となくボーッと見るのが一番いけません。

むしろ無意識にボーッと見るほどテレビの思うツボです。

テレビは無意識に訴えかけてくるものなのですから。

 

まとめ

テレビばかりを見てると馬鹿になる

とよく聞きますが、これは本当だと思っています。

なので、読解力や思考力が奪われないよう節度をもって能動的に視聴するようにしましょう!

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうごさいました!

ABOUT ME
あぶない婿殿
1982年生まれ。16歳の時にドラムを始めて、今日に至る。長く続けられている理由は、ダラダラやってきたから。 ドラム教室もやってます。非同期のオンラインレッスンも受け付けていますので、お問い合わせは下記リンクやSNSのDMからどうぞお気軽に!