リズムパターンです。
ロックやポップスで用いられます。
わりとシンプルに聞こえるパターンが多いのです。
簡単に言うと。
8分音符で構成されたリズムパターンを、まとめて表した言葉です。
ロックやポップスでは基本ともいえるので、おそらくドラマーのほとんどがこの「8ビート」からスタートしています。
使い方
「ここの部分はストレートな8ビートで!」
「8ビートでjump 起きなくちゃ」
詳しく言うと。
8ビートという名称は、和製英語です。ドラムの本場アメリカでは
「8フィールビート」とか「8ノートグルーヴ」と呼ばれているそうです。
「ドン パン ドンドン パン」とか
「ドン パドドン パン」とか、
文字にして表すと全く伝わる気がしませんが、音の聞こえ方としてはわりとシンプルです。
音符の組み合わせによってはもう少し複雑にすることもできます。
音楽をロックやポップスを聴いたことがある人なら100%耳にしているリズムパターンです。
ドラムを始めて1年も経てば、誰でもこの8ビートは何パターンも叩けるようになります。
もちろんちゃんと練習していれば、ですけどね。
もう少し掘り下げてみます。
8ビートに限った話ではありませんが、不思議なことに、叩くドラマーが違うと同じ8ビートのリズムでも雰囲気が全然違ってきます。
例えば、ドラマーのAさんとBさんがいます。
二人にBPM=120で「ドン パン ドンドン パン」のリズムを叩いてもらったとします。
Aさんが叩く「ドン パン ドンドン パン」は、ちょっと疾走感があります。
Bさんが叩く「ドン パン ドンドン パン」は、ちょっとどっしりとした重さみたいなものを感じます。
同じテンポなのに不思議ですね。これがいわゆる「前ノリ」とか「後ノリ」とか呼ばれるものです。どっちが良いとか優れているとかはありません。
憧れのドラマーとか好きなバンドのドラマーとかの影響を受けて、「前ノリ」のリズムを繰り出すタイプになるのか「後ノリ」を繰り出すタイプになるのかが決まっていきます。
まとめると。
8ビートとは、8分音符で構成されたリズムパターンのことで、ロックやポップスなどを中心にいろんな曲で使われているものなんだなー、と捉えておけばOKです。