楽器の中にプリアンプが入ったベースのことです。
電池が要ります。
簡単に言うと。
電池を使って音を鳴らすベースのことです。
使い方
「このベース、急に音がショボショボになったと思ったら、遂に鳴らなくなった!壊れてる!」
『そのベース、アクティブでしょ?電池切れじゃない?』
「あ…」
詳しく言うと。
まず、ベースには「パッシブ」タイプと「アクティブ」タイプの2種類があります。
簡単に言うと、
パッシブは電池を使わないベースで、
アクティブは電池を使うベースです。
アクティブのベースには、中にプリアンプと呼ばれる、音色を調整するための回路が乗っかっています。
このプリアンプがあることで楽器本体にイコライザーがつくため、手元で高音域・中音域・低音域を増やしたり減らしたりして音を操作することができます。
ベースによっては、ついているイコライザーが高音と低音の2バンドだったり、
中音域を細かくいじれたりするものがあります。
アクティブ回路を動かすためには、9V電池が必要になります。
そのため電池切れを起こすと、最終的に音が出なくなります。
音作りならエフェクターでできるじゃーん!と思うかもしれませんが、
それはそれ、これはこれ、です。
エフェクターと楽器本体の回路では、音の変化に違いがあります。
「こういう音の時はエフェクターで。曲の間奏パートでは楽器本体で」という、音の使い分けもできますし、
アクティブ回路を通した音に、さらにエフェクターで色を付ける、といった使い方もできます。
ちょっとした音色の差は、聴き手側には伝わらないものです。
しかし、その少しの差を使い分ける事が、ミュージシャンとしての矜持でもありますからね。
ベースがアクティブかどうかの見分け方としては、
ボディの裏面、もしくはコントロールパネル内に電池ボックスがあるかどうかです。
お店で売られているベースがアクティブかどうか見分けるには、ボディ裏に電池ボックスがあれば一発で分かりますが、楽器内部に取り付けられている場合は判別が難しいですね。
ベースの場合は、コントロールツマミがたくさんついているとアクティブである場合がほとんどです。
まとめると。
アクティブのベースと言われたら、電池を使って音を出すベースのことなんだなー、と思っておけばOKです。