音質を調整します。
高音〜低音を増やしたり減らしたりします。
アンプやミキサーについています。
意外と身近なものにも搭載されています。
簡単に言うと
高音域・中音域・低音域、各音域の成分を増やしたり減らしたりして、より良い音にするための機材や機能のことです。
もっと簡単に言うと
音質を調整するためのものです。
使い方
「このイコライザー、ミドルがハイミッドとローミッドしかねえ!ど真ん中がいじれねえ!」
「おかしいなぁ〜、イコライザーが効かない。」
『だってOFFになってるじゃん…』
詳しく言うと。
英語で書くと「Equalizer」です。
この頭文字をとって「EQ」と表示されることも多いです。

音には高音域〜低音域まで、色んな音域成分が含まれています。
イコライザーは、この音域の成分を増やしたり減らしたりして、楽曲やバンドの音に合うように音質を補正することができます。
バンドをやっていて最も身近にあるイコライザーが、ミキサーかギターやベースのアンプです。
ミキサーだと
- HIGH
- MID
- LOW
とか
- HIGH
- HIGH-MID
- MID
- LOW-MID
- LOW
と書かれたツマミがあります。
「○バンドEQ」と呼ばれたりすることもありますが、
バンド数は音域の細かさを表しています。
EQのツマミの数が3つなら「3バンドEQ」
ツマミが5つだと「5バンドEQ」と呼ばれます。
アンプなら
- Treble
- Middle
- Bass
と表記されていることが多いです。
また、ツマミ式のものはパラメトリックイコライザー、
スライダー式のものはグラフィックイコライザー(略してグライコ)と言います。
グラフィックイコライザーはベースのアンプに搭載されていることもあります。
パラメトリックイコライザーは音域が「HIGH・MID・LOW」と大まかに分かれていますが、
グラフィックイコライザーはスライダーごとに「○kHz、△Hz」と、設定できる音域が最初から決まっています。


イコライザーを使うと、出すぎていて気になる音域をカットしてスッキリさせてあげることができたり、
特徴的な音域を持ち上げ、不要な部分を少し削ることで、その楽器の音のキャラクターを強調したりすることもできます。
例えば、ですが、
バンド全体の音を混ぜた時に、ギターとベースにぶつかる音域があり、
「どっちの音がどう鳴ってんだよ!」な、はっきりしない聴こえ方になってしまったとしましょう。
そんな時にイコライザーを使って、それぞれの音質がぶつからないように調整してあげます。
すると、音がキレイに分離してお互いを邪魔しない音に加工してあげることができます。
その他、高音域と低音域を強調して中音域を減らした「ドンシャリ」サウンドを作ることもできます。
やりすぎるとかえって音を悪くしてしまったり、歪んでしまったりするので、”オイシい”ポイントを見つけることが大事です。
あとは、低音がスカスカだから増やしたい!と思っても、元からスカスカだといくらEQでも増やすことはできません。
元々含まれている音の成分を増やしたり減らしたりするためのものですからね。
まとめると。
イコライザーとは、高〜低までの各音域の成分を調整して、音を調整するためのものなんだなー、と思っておけばOKです。