音楽用語辞典

ハウリング

主にキーンとなるヤツです。

マイクを使うと起こるヤツです。

嫌な音です。

ハウるとも言います。

簡単に言うと。

マイクを使って声を大きく鳴らそうとした時に起こる「キーン」という高音域の不快な音が鳴っている状態のことです。

使い方

「そんなことやったらハウリングが起きるよ!」

「ボリューム上げすぎてるからハウリングしちゃうんだよ。」

詳しく言うと。

「キーン」という高音域以外にも、「ブーン」と低音でハウリングが起きる場合もありますが、頻繁に耳にするのは高音でのハウリングです。

マイクよりも拡声器のほうがよくハウリングを起こしてるイメージです。

 

ではハウリングが起きる仕組みを説明していきましょう。

1,まず、マイクに声が入ります。

2,するとスピーカーから、大きくなった声が鳴ります。

3,そして大きくなった音が再びマイクに入ります。

4,大きくなった音がさらに大きくなってスピーカーから鳴ります。

5,めちゃくちゃ大きくなった音がまたマイクに入ります

6,めちゃくちゃ大きくなった音がより一層大きくなってスピーカーから鳴ります。

以下エンドレスループ。

このように、音が際限なく増幅され続けることによって「キーン」というハウリングが起こります。

 

ハウリングを防ぐ方法はいくつかありますが、誰でもできるのが

「マイクがスピーカーの正面に向かないようにする」ことです。

言い方を変えると、

「マイクのお尻がスピーカーに向かうようにする」です。

スピーカーから出ている音をできるだけ拾わないようにするために、
マイクの向きを変えてあげれば良いのです。

 

そしてもう一つが、

「マイクの入力レベルを下げる」ことです。

音が大きいと、それだけマイクもスピーカーからの音を拾いやすくなりますからね。

「音を大きくしないと自分の声が聴こえない!」という人はがんばって声量が大きくなるように訓練しましょう。

 

ハウリングが起こると、スピーカーにも良くありません。

スピーカーには再生できる音量の限界が、機種ごとに決まっています。

にもかかわらず、ハウリングさせ続けると、いずれはそのスピーカーが再生できる音量の限界を超えてしまうわけですから、最終的には壊れます。

 

ついでに言うと、拡声器はマイクとスピーカーが一体化したものです。
マイクとスピーカーの距離がすごく近いですから、大きくなった音を拾いやすい構造なのです。

そのためよくハウリングを起こしているんだと思います。

 

まとめると。

ハウリングとは、「キーン」という嫌な音がスピーカーから鳴っている状態のことを表した言葉だと思っておけばOKです。

 

あぶない婿殿
あぶない婿殿
読んでくださって、どうもありがとうございました。
ABOUT ME
あぶない婿殿
1982年生まれ。16歳の時にドラムを始めて、今日に至る。長く続けられている理由は、ダラダラやってきたから。 ドラム教室もやってます。非同期のオンラインレッスンも受け付けていますので、お問い合わせは下記リンクやSNSのDMからどうぞお気軽に!