音の遅れです。
遅延時間です。
DAWの生音の録音で発生します。
データが届くまでにかかる時間です。
簡単に言うと
PCなどでの録音の際に、楽器を弾いてから音が鳴るまでの、時間の遅れのことです。
言葉の使い方
「PCに直接マイク繋げば、そりゃレイテンシーが起こるよ…」
「レイテンシーが気になって演奏に集中できない!」
詳しく言うと
DAWで楽器の音や声を録音をする際に発生するものです。
PCなどで音を録るときは、以下ような流れになっています。
楽器の音がオーディオインターフェイスに送られる
インターフェイスが音を処理し(生音をデジタル信号に変換) PCへ送る
PCが受け取った音を処理し、インターフェイスに戻す
インターフェイスが受け取った音を処理しスピーカーやヘッドホンに返す(デジタル信号を音に変換)
こうしてDAWソフトに録音がされるのですが、
インターフェイスの処理能力が低ければ、音を信号に変換・信号を音に変換するのに時間がかかります。
またPCも能力が低ければ、受け取った音を処理するのに時間がかかります。
情報の処理→発音、なワケですから、処理に時間がかかればその分、発音の遅れが生じるのです。
このようにインターフェイスやPCの能力や状況でレイテンシーが発生してしまいます。
ただ、最近のインターフェイスは性能も良いので、そうそうレイテンシーは起きないはずです。

またDAWソフト側で、PCに音の処理を一生懸命やってもらうのか、
負荷をかけず余裕を持って動作してもらうのか、
を設定することができます。
一生懸命動いてもらえばレイテンシーは減りますが、PCがフリーズするリスクは上がります。
余裕をもって動いてもらえば、フリーズして作業がパァになるリスクは減らせますが、その分レイテンシーも大きくなります。
どんな作業をするか、でこまめに設定を変えていくのが一番良いんですが、まあ、めんどくさいですよね…
レイテンシーはどれだけやっても0にはなりません。
必ず起こりますが、気にならなくなるレベルまで軽減することができます。
まとめると
レイテンシーとは、音の遅れのことなんだなーと思っておけばOKです。