リズムの「ノリ」を表す言葉です。
主にジャズで使われる言葉です。
スウィングはシャッフルとは全く別のノリなんです。
簡単に言うと。
主にジャズで用いられるリズムの雰囲気・ノリのこと。
ハネているけど、シャッフルとは全然別物なんです。
使い方
「ちょっとスウィングが足りないよね〜、彼。」
「スウィングってハネればいいってモンじゃないんだよね。」
「このスウィング感が気持ちいい〜!」
詳しく言うと。
言葉そのものの意味としては、「揺れる」とか「振れる」とかです。
ジャズの世界で「もっとスウィングさせろ!」とか言われたりするみたいですね。
もし「スウィングが足りないね、キミ」と言われたら、「ジャズとしてのノリになってないよ」という意味なんだと脳内で変換しておきましょう。
さて、このスウィング。
音の聞こえ方としては跳ねていますが、同じく跳ねて聞こえる「シャッフル」とは全く別物です。
シャッフルのリズムというのは、「タッタ タッタ タッタ タッタ」と、ハネが一拍ごとに短く切られたようなノリを持っています。
対してスウィングというのは「タータ タータ タータ タータ」と、ハネてはいるんですが、一拍一拍がつながったように感じられるリズムです。
でも不思議なことに、叩いている音符はシャッフルもスウィングも、同じ音符なのです。
こうやって説明だけを見ると簡単そうに思えるかもしれませんが、やってみると難しいです。
自分はできているつもりでも、端から聞いたら「シャッフルとどう違うん?」と突っ込まれくらい、簡単ではありません。
逆にリズムをスウィングさせられる人は、何を叩いてもスウィングします。
ゴリゴリのジャズドラマーが8ビートを叩いても、別にハネているわけではないのにスウィングして聞こえます。不思議。
しかしゴリゴリのロックドラマーがジャズのリズムを叩いてもシャッフルになります。
シャッフルとスウィングを技術に叩きわけることは可能なのかもしれませんが、感覚による部分が大きいものなので、どうやって叩けば差が出せるか?は正直わかりません。
まとめると。
スウィングとは、ジャズにおける特有の「ノリ」だと捉えておけばひとまず雰囲気はつかめます。
本当はもっと深い話しなんですけどね。そこら辺を話し出すと面倒くさ…もっと詳しい人にダメ出しされまくるのでここまでにしておきます。