音程を合わせることです。
合っていないと、とても気持ち悪いんです。
バンド全体で合っている必要がありますよ。
簡単に言うと。
ギターやベースの、それぞれの弦の音を決まった音程に合わせることです。
音程が決まっていないドラムも行うものです。
使い方
「やべえ、チューニングが合わねえ。」
「なんかチューニングおかしくない?」
詳しく言うと。
ギターやベースには、各弦それぞれに合わせるべき音があります。
ギターなら6弦から E A D G B E
ベースなら4弦から E A D G
です。
語呂合わせをすれば覚えられますね。
僕が昔教えられたのは「家出するなら耳鼻咽喉科」です。「喉科」が余分なのがニクいですね。
その他には「家でゲームボーイ」とかがあります。
ストレートにアルファベットの頭文字をとって「イエデジビイ」でもいいかもしれません。
とにかくギターやベースはこのチューニングが合っていないとダメです。
特に初心者の人ほどチューニングの正確さにはこだわりましょう。
なぜなら音がズレているとアンサンブルにならないからです。
ライブを見ていると、「アレ、なんだか気持ち悪いな…」と思う原因の90%はギターとベースのチューニングがズレているせいです。
90%は言い過ぎかもしれませんね。88%くらいかもしれません。
正確なパーセンテージはともかく、それくらい聞き手に違和感と不快感を与えてしまう要素なので、普段からこまめにチューニングをするクセをつけておいたほうが良いです。

もう一つ気を付けておくべきことは、チューニングの基準周波数です。
基準周波数とは、「チューニングの基準を何Hzとするか」というものです。
ギターやベースは基本的に440Hzが基準周波数となります。
チューナーは大抵この基準周波数を変更できるようになっているのですが、ふとした拍子に設定を変えてしまい、それに気づかないままチューニングをしてしまうことが多々あります。
そしてそのままバンドでスタジオに入った時に、「チューニングは合っているのに他のパートと合わせると音程がズレて聴こえる」という現象が起こります。
また、ピアノなどのクラシック系の楽器は基準周波数が442Hzです。
バンド内にキーボードがいた時に、基準音を440なのか442にするかを決めておかないと、これまた「チューニングは合っているのに他のパートと合わせると音程がズレて聴こえる」という現象が起こります。

ついでに言うとドラムにもチューニングは存在します。
ただし、ドラムはメロディを鳴らす楽器ではないため、決まった音程に合わせる必要はありません。
バンドのサウンドや自分の好みの音に沿っていればOKです。
また、ギターやベースのようにチューナーを使いません。己の耳一つで音を作っていく必要があります。
まあ本当はドラム用のチューナーもあるんですけどね。
まとめると。
ギターやベースの各弦の音を、決まった音程に合わせる作業のことです。
必ず正確に合わせなければいけないものだと認識しておきましょう。