演奏情報です。
事前に準備した演奏データです。
PCやシーケンサーなどで鳴らす音です。
簡単に言うと
生演奏ではなく、あらかじめDTMソフトなどで事前に入力しておいた演奏情報のことです。
言葉の使い方
「打ち込みを多用したバンドサウンドだねぇ」
「サビのピアノの音は打ち込みで準備しよう。」
詳しく言うと
あらゆる楽器の音をDTMソフトやシーケンサーなどのデジタル楽器で事前に入力しておいた演奏情報のことや、入力行為自体の呼び方です。
ポチポチと演奏情報を打ち込んで入力していたことから「打ち込み」と呼ばれるようになった…と思われます。
意味としては同期演奏が親戚にあたります。
違いとしては、
同期演奏は、「同期」して「演奏」することですが、
打ち込みの場合、DTMソフトやデジタル楽器が鳴らす音そのものを指して言うこともあります。
「同期演奏」だと音源と同時に演奏することなので、「演奏する時に使うもの」な意味合いが強いですが、
「打ち込み」だと、
入力された音と入力行為のどちらも含んだ意味、
もしくはどちらかの意味として使われますので、
使われる範囲が広い言葉です。

例えば。
「今回の曲は打ち込み中心でつくりました」
というセリフを具体的にすると
「DTMソフトやデジタル楽器で入力した音を中心にして曲をつくりました」となります。
他にも
「この音打ち込み?」
というセリフを具体化すると
「この音、DTMソフトとかで入力した音?」
となります。
打ち込みを使うメリットとしては、
- 自分やメンバーが演奏できない楽器の音も再現することができる
- 人間では演奏できないようなパターンも演奏できる
などでがあります。
とあるパートを演奏できるメンバーがいないなど、既存メンバーでは曲を100%表現・再現しきれない時に打ち込みを使ったりします。
また、作曲する時に、自分が何か楽器を演奏しなくても全パートを打ち込みで作れば曲が成立します。
まとめると
打ち込みとは、人力ではなく機械でプログラムされた演奏情報か、演奏情報の音そのものを指す、もしくは演奏情報の入力行為を表す言葉なんだと思っておけばOKです。