ハイどうもあぶない婿殿です。
以前、自分の経験を元にPearl,TAMA,YAMAHA、国内3大ドラムメーカーの音の特徴を解説しましたが
今回はシンバルメーカーの音の違いを解説していきます。
Contents
音の特徴を掴んでおくと、機材選びはスムーズになり自分の好みも明確になる
皆さんは、シンバルを揃えるとき、メーカーが統一されるようにしますか?
それとも、音が良ければなんでも良い派ですか?
どちらにせよ、メーカーによる大まかな音の違いが分かっていれば、それをシンバル選びに役立たせる事ができます。
ぜひ参考にしていただければ、という事でレッツ解説です。
あ、そうそう、この記事も音の特徴が伝わりやすいよう、メーカーの歴史や製法、シリーズによる音の違いなどは省いて、簡潔にしてあります。
どうぞよしなに。
zildjianの特徴は柔らかい響き

zildjian(ジルジャン)の音の特徴は
「柔らかい響き」
です。
「シンバルなのに柔らかい響き?」と疑問に感じるかもしれません。
もちろん、籠り気味な音というワケではなく、低音の成分が適度に入っているため柔らかく聴こえるのです。
音が柔らかい事で、他楽器と混ざったときによく馴染んでくれます。
フラッグシップモデルはK customと思う方もいるかもしれませんが、実は「A zildjian」です。
レコーディングの現場でも、困ったらジルジャンを使う、なんて事例もあるそうですよ。
SABIAN(セイビアン)の特徴はやや硬めな音

元々はジルジャンに所属していた人が独立して立ち上げたメーカーがSABIANです。
そのため、サウンドはジルジャンに近いものがありますが、大きな特徴は、
「やや硬めでストレートな音」
である事です。
硬め=高域の成分が豊かであるということで、確かに音がストレートに伸びていくような印象があります。
バンド全体の中でもシンバルサウンドがハッキリとしてくれます。
Paiste(パイステ)の特徴は煌びやかで華やかな明るい音

ロシア生まれスイス育ちのヨーロピアンシンバル。
Paisteのキャラクターは
煌びやさと華やかさを持ったクリスタルサウンド
が特徴と言えます。
とにかくキラキラと明るい音で、zildjianやSABIANとは全く異なるサウンドです。
僕は今のところハイハットだけPaisteを使用し、その他はジルジャンという構成ですが
他メーカーのシンバルと混ぜても馴染んでいて、リズムを叩く時だけサウンドが浮く、なんてことはありません。
むしろ刻みが明瞭で客観的に聞いても気持ちがいい。
際立った特徴がある音のシンバルですが、ロックでもポップスでもジャズでもなんでも来いです。
シンバルを選ぶときの考え方

シンバルを選ぶ時の考え方として、基本的には「良いな・好きだな」と感じた物を選ぶことです。
プロの方でなければ「このジャンルだからこのメーカー」なんて選び方をする必要はありません。
それはシンバルに限らずどの機材にも言えることです。
zildjian、SABIAN、Paiste 3大シンバルメーカー それぞれの音の特徴 まとめ
- zildjian・・・「柔らかい響き」
- SABIAN・・・「やや硬めでストレートな音」
- Paiste・・・「煌びやさと華やかさを持ったクリスタルサウンド」
あとは、ぜひご自身の耳で比べて、自分の好みを見つけていきましょう!
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ドラムカテゴリにあるので、そちらもどうぞ。